投げ釣りってどんなイメージでしょう?
ちょうど今からはカレイの投げ釣り。花見カレイのシーズン。
阪神間、おもに武庫川ではキビレのブッコミ釣りの釣果がにぎやかになってますね。
まぁ、全体的に、仕掛けを放り込んでボケーっとしている、のんびりした釣りというイメージでしょうか?
カレイの投げ釣りなんか、竿複数本使って、当日のヒットゾーンを探ったり、エサを動かして誘いをかけたりと、本当はなかなかいそがしいんですが。
それはおいといて・・・
今回は
「投げ釣りにはこんな世界もあるんです」
っていうご紹介です。
狙うは夜。初夏から晩秋にかけての季節。
ターゲットはコロダイ、タマミというモンスター(標準和名ハマフエフキ、沖縄ではたまんって言います)
⬆コロダイ
⬆タマミ
関西では中紀以南の黒潮が影響する海域で狙えます。
基本、磯のお魚なんですが、夜になると浅い小場所の砂浜や、足場のよい漁港周りにも回遊してきて、なにも知らない釣り人の仕掛けを一瞬で破壊していきます(自分もやられました)
とくにタマミがヤバイ。
磯のダンプカーの異名を持つほどに引きの強さが尋常じゃないうえに、根に突っ込む。
(参考にさせていただいてます!有難うございます!)
自分がはじめてこの魚を狙ったときは、こんなにヤバいヤツだということを知らなくて、スズキの投げ釣りを強化した程度のタックルで挑んで、エライ目に合いました。
尻手ロープ(置き竿が魚に持っていかれないようにする、言わばリーシュコードです)のセットも適当、三脚の固定もバケツだけだったので、アタリがあった瞬間に、
竿は吹き飛んで海中になかば突き刺さった状態。
(それでもロープをつけていたおかげでタックルをなくさずにすんだ)
安物の三脚は魚のアタリの衝撃で圧壊。
魚の急激な突進のせいで、ドラグつきにもかかわらず投げ専用の大口径リール(ダイワのクロスキャストでした)は、一瞬でシャフトが歪んでしまいブッ壊れる。
結果、歪んだシャフトのせいで、スプールが回転できなくなったためにドラグが機能せず、なすすべもなく一瞬でナイロン10号の道糸がぶっちぎられて終わりました。
多分、沈根かなんかに巻かれたんでしょう。
そのアタリの強烈さは、この動画を見てもらえれば、よくわかると思います。
25秒あたりで竿がふっとんでおりまする。
リアルにこの光景を目の当たりにすると、衝撃的ですよ!!
吹き飛んだ竿を見て、パニックに陥ります。笑
あ、この釣りの特にオモロイところをご紹介。
普通魚のアタリがあったら
「ヒット!!」とか「アタった」とか、テンション上がってたら「よっしゃー!!」とか言いますよね?
この釣りでは
「とんだー!!!!」
って言います。アタリがあったら竿が吹っ飛ぶから。笑
闇夜の釣り場に、突如
「とんだー!!!!」
がこだまするのです。
無意識の内に、一人でも叫んでしまっている。笑
ね、おもろそうでしょう?
次回は(気が向いたら)タックルセッティングでもご紹介しようと思います。
上のブログや動画のガチな方のような、タックルセッティングなんか、投げ竿の強度の限界に挑戦してらっしゃいますよ。
もうね、そこまでやるんだったら、石鯛竿に両軸リールでやったほうが建設的だと思う。
それでも投げ竿でやるところにこだわりがあって素敵。笑