ここ最近になって雨が降り始めるまでは、例年になく大型青物の釣果が出ていたので、ブリ祭りにウツツをぬかして、あまりシーバスに行っておりませんでした。
まあ、基本短時間釣行なんもあって、ブリも完全ホゲッてばかりでしたが。笑
やっぱ、近隣で青物を確実に釣ろうと思ったら、秋まで待たないとあきませんね。
初夏の青物は一発大型狙い。
釣果情報は賑やかでしたが、いざ現場に行ってみたら、ヒット率は高くても、全アングラーの10%未満。
ばらさずにとれるのは、さらにそのうちの何割か、ってとこでした。ギャンブルみたいなもんです。
阪神間で青物が狙える人気スポットの沖堤防は、大概足場が高いところばっかりなんで、市販されている多くのトップウォータープラグや、ヘビーウェイトのシンペンが使いにくい。
だから青物狙いっていうと、ジグか大型のメタルバイブが主力になっていて、そのなかでも、誰でも簡単に扱える「投げて巻くだけ」でオッケーなメタルバイブが大人気です。
足元まできっちり引いてこれるしね。
そしてメタルバイブのなかでも、3フック搭載の大型メタルバイブであるビックバッカーシリーズが一番人気じゃないでしょうか?

ジャッカル(JACKALL) ビッグバッカー 107HW
鉄板バイブにしては大型の見た目から、ド派手でアピール系な印象を受けますが、アクションはローリングがメインのナチュラル系な感じで波動控えめ。
もともと「ミノー感覚で使える鉄板バイブレーション」っていうのがコンセプトだったみたいなんで、開発陣の狙い通りのアクションに仕上がったんでしょう。
秀逸だと思います。
きっと、大き目のルアーサイズ由来のアピール力と、おとなしめで「食わせ」なアクションが、良いバランスなんで、あんなによく釣れるんでしょう。
サイズのバリエーションも豊富で、シーバスロッドはもちろん、ショアジギロッドでもストレスなく扱えるウェイトがラインナップされてるし、引き抵抗も意外と軽めで使いやすい。
キャストやフォールのときに、細心の注意を払わないと、すぐにフック絡みするという重大な欠陥はありますが・・・笑。
それを差し引いても、いいルアーです。
あ、キャスト時のフック絡みは、使用するラインの太さの調整や、キャスト方法、使用するスナップのサイズ選択なんかの工夫で、ある程度は減らせますんで、絶望しないでください。笑
ホントによく釣れるルアーなんですが、青物を狙うときには注意しないといけないのがデフォルトでついているフックのサイズ。
もともとはシーバスルアーなんで、シーバスロッドよりも格段にパワーのあるショアジギロッドで、強い(太い)PEラインを使用して、大型青物とガチるにはフックが小さいっす。そんなことしたら、すぐにフックが伸ばされてしまいます。
自分の知人も、ヘビータックルでデフォルトフックのビックバッカーを使って、メジロクラスの青物と真っ向勝負して一発で針伸ばされてました。笑
シーバスロッドを使って、ドラグ緩めで走らせて獲るスタイルなら、青物相手でもデフォルトのフックで問題もないんですがね。
青物相手にガチるなら、フックとリングは交換して、スナップもそれ相応の丈夫なものを使ったほうがいいですね。
自分は今のところ、太軸のST66♯4の2フックで運用しております。
上がノーマル、下がフックのサイズを変更したもの。
2フックで行くなら、もう少しフックサイズ上げても大丈夫かも・・・。
ここまでやると、魚とのやり取りでルアー本体が変形しますが。笑
ビックバッカー、ほんとによく釣れますが、タックルバランスというものについて考えさせられるルアーです。
まぁ、こうやってアレコレ考えながらいろいろ試してみるっていうのが楽しいんですけどね。笑