自分が沖堤防に釣行するときに、よく使用する渡船屋さん「 武庫川渡船 」
春爆のシーズンを間近に控えているので、武庫川渡船を全力で紹介してみようと思います。
武庫川一文字に渡してくれます
行先は長さ4,433mの武庫川一文字通称「 武庫一( ムコイチ )」 正式名称「 尼崎西宮芦屋港西宮防波堤 」という、長さも名前も日本最長(たぶん)の沖堤防です。
端が見えません!!
地理的には大阪湾の一番奥まった場所、シーバスデイゲームの聖地、神戸第七防波堤( 通称七防 )のすぐ東に位置しています。
武庫川渡船が渡してくれるのは、2番から6番まで。
2番のカーブより東側( 画像の左側 )は久保渡船のエリア、6番より西側( 画像右側 )の神戸よりは西野渡船のエリアになります。
エリアの境目にはこんな看板が立っていますね。写真は西野渡船エリアとの境目(6番より西側)
空いている平日だったら( そもそも、平日は武庫川渡船以外は営業していない日もあるので )問題ないのかもしれませんが、基本的に2番から6番の範囲が武庫川渡船のエリア。 他の渡船を利用してきている人もいるので、越境はしないほうがいいいでしょうね。
まあ、躍起になって割り込んだり、他渡船のエリアに侵入したりしなくても、釣り座は確保できます。 なんせ、外向き、内向きのテクトロ往復だけで2時間はかかるデカさの防波堤なんで。笑
こんな魚が狙えます
チヌ・シーバスはもちろん、初春のアイナメやガシラなんかのロックフィッシュ系、タコ、青物、タチウオ等、多彩な魚種が狙える好釣場です。人気が高いのは青物(サゴシ含む)&タチウオですかね。
秋は青物&タチウオの両方が狙えるんで、平日でもすごい人だかりが……。
(特に、武庫一はタチウオ釣りで、動画や雑誌にもよくとりあげられるので、ごっつい激戦区でございます)
青物最盛期の朝の様子。平日でこの状態。笑
ま、堤防がものすごい大きさなんで、よっぽどエグイ混み方しない限り、どこかしらポイントの確保はできるんですけどね。
その他は、ソーダガツオやカジキ(!!)(もちろん子供でしょうが)なんていう、わけのわからん魚が挙がることもある(らしい)面白い釣り場でもあります。
武庫川一文字の特徴
足元には基礎が入っているみたいで、手前はやや浅く、沖は深くなっています。
内向きは足場が低くて釣りやすいですが、沖向きはまあまあな高さがあります。
図では海面からの高さが4mになってますが、干潮時+自分の身長を考慮して6mクラスのタモが欲しいところですね。
内向き(堤防の一段下)から沖向きに上がる梯子は、随所に設置されています。かなり梯子の数は多いので「はるか遠くの梯子まで戻らないと沖向きに上がれない」なんてことにはなりません。 地味に素敵。
青物やサゴシは、基本的には沖向きが良く、シーバス、タチウオ、チヌや根魚は沖向きでも内向きでも、その日のベイトの寄り次第ってとこですかね。
隣の神戸の沖堤防と違うのは、川の影響を受けやすい堤防だという点(神戸港エリアには大きな川ってないですからね)
武庫川一文字の北側には淀川、神崎川、武庫川という大きな河川がずらっとならんでおります。
この河川群の影響を受け、雨後はシーバスの活性が爆上がりすることがあります。 特に川の影響を受けやすい東側のカーブ周辺は、川の流れと沖の潮がぶつかって、複雑なヨレが形成されますしね。 これが狙い目になったりしますね。
あとは堤防中央部の内向きに、いくつもの大型の船(土砂運搬船?)が係留されていて、シーバスが潜むストラクチャーになっていたり、流れのヨレを作り出したりしていますので、この周辺もポイントですね。
こんなカンジで船が係留されています
こんなところで次回に続く!笑