がーくん水産~2号店~

阪神間在住の5才児の父による、近隣メインのフィッシング&キャンプなんかのアウトドアアクティビティを中心としたブログです。いろいろご縁がありまして兵庫県北部但馬地方推しになっています。雑多なブログですがよろしくお願いいたします。

バチパターン無双 feel120

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阪神間ではマニックの影に隠れてしまって「有名だけどいまいち人気がない」感じになってしまっているバチシンペンフィール120。

個人的に超絶好きなルアーですし、実際マニックに負けず劣らず使えるルアーなので、ぜひ布教活動をしたいと思って記事にしてみました。

実際に今季のバチパターンでも大活躍のルアーですし、実は季節問わずによく釣れるルアーなんで、今までフィールシリーズを触ったことがない方は、ぜひチェックしてみてください!

フィール120の概要

パスデザインのルアーブランド「リード」から発売されている、全長120mm、重量10gの細身なシンペンです。
 
メーカーから発売されているのは、ナイトゲーム&バチ抜けを意識したカラーラインナップが多いですね。
 
かなり昔から売られている、ロングセラーのルアーです。
 
バチシーズンが近くなると、釣具店のバチコーナーに並ぶ定番ルアーなのですが、阪神間ではマニックの勢力が強すぎて、ちょっと押され気味です。
 
フィール120はどこの釣具店でも大抵置かれている人気ルアーなのですが、特徴的な見た目と奇抜な4連フックも相まって、今まで手に取ったことがない方いらっしゃるかもしれませんね。
 
しかし、これが「侮らないでね」案件です。
 
フィール120,実はクソほど釣れる(口が悪いw)ルアーなんです。
 

フィール120の特徴と長所

飛距離が出る

マニックニョロニョロみたいな、シンキングペンシルのなかで、かなり細身の部類のルアーです。
 
ルアー重量は10gと、シーバスルアーにしては比較的軽いのですが、重心のバランスと飛行姿勢が良いので驚く程飛距離がでます。
 

ま、マニックの異常な程の射程距離には及ばないんですがね。

 
それでも、かなり飛ぶ部類のルアーだと思います。

鬼の4連フック

フィール120で一番特徴的なポイントはそのフックセッティング。
 
ノーマルでがまかつトレブルRB#12が4本ついています。

禍々しいw
イワシなんかの魚系のベイトを食っているときのシーバスは、バイトした瞬間に反転するのでひったくるような「ガツン!」というアタリがでます。
 
しかし、バチを捕食しているシーバスって、バイトの出方がかなり繊細になるんですよね。
 
「本当に同じ魚か?」って思うくらいに違います。
 
どうやら、バチって魚のように逃げないので、シーバスも魚を食っているときのように必死にならなくて、その場で「フワッ」と吸い込むだけみたいなんですよね。
 
なので、弱いアタリしか出ずに非常に乗せにくい。
 
そのため、バチパターンのシーバスを狙うときには、穂先が繊細でアタリを弾きにくいロッドを使ったり、人によっては強めのメバルロッドを使ったりするんですよね。
 
この
「バチパターンのシーバスの繊細なアタリをいかにとっていくか」
という問題に、フィール120は「ロッドを繊細化する」以外のアプローチを提案しています。
 
「ギンギンに尖ったフックをたくさんつければ掛かるんじゃね?」
 
と。
 

ルアーは繊細なのに、開発コンセプトが脳筋

 
しかし、実際にフッキング率はかなり良いです。
 
あれだけよく刺さるトレブルRBを4本も搭載すれば、当たり前といえば当たり前なんですがねw
 

阪神間のバチ抜けにマッチしている(と思っている)

 
いわゆる「I字系」といわれる泳がないことをウリにしているシンペンと違って、フィール120は結構しっかりと泳ぎます。
 

阪神間の湾奥ポイントで抜けるバチも、流される河川のバチと違って(流れがゆるいポイントが多いからっていうのも関係していると思うのですが)結構しっかりと泳ぐんですよね。

 
各釣りメディアにおいて語られる、バチパターンを攻略するためのアクションの付け方に
 
「(流れに対して)アップに投げて、糸ふけをとりながら漂わせるだけ」
っていうものがあるんですが、こと阪神間の港湾や湾奥においては、ある程度のスピードでリトリーブした方がよく釣れる印象があります。
 
泳ぎすぎず、かと言って泳がなさすぎず。
 
フィール120は、ちょうどバチぐらいな控えめな、なんとも良いアクションをするんです。
 
※余談ですが、阪神間のバチパターンにおいてマニックシリーズが絶大な人気を誇っているのも同じ理由な気がします。マニックも派手ではないんですが、バチシンペンとしては結構しっかりとアクションする方だと思うんですよね。
 

ベイトパターンでも使える

 
先程書いたように、フィール120はアクションは控えめながらそれなりに泳ぐので、バチ抜け以外の局面でも非常に優秀なルアーです。
 
春から初夏にかけてのマイクロベイトパターンでも使えますし、サヨリを食っているシーバスにも結構効果的。
 
河口でイワシを食っているシーバスをドリフトの釣りで狙っているときに、手持ちのルアーの中で、なぜかフィール120だけが馬鹿強い日もありました。
 
秋のパワフルなシーバス相手に#12の小さなフックでは心もとない場合はあるのですが、通年出番がある良いルアーです。
 

ベイトのサイズに左右されない

 
フィール120はサイズこそ120mmと大きめなんですが、その細さ=シルエットのボリュームの小ささから、シーバスに
 
「食いやすいベイト」
として判断されるみたいです。
 
120mmあるんですが、マイクロベイトパターンやクルクルバチパターンなどのシーバスがルアーのサイズにシビアになりがちな状況でも全然食ってきます。
 
フィールには120以外にも、フィール100(これが基本のサイズっぽいです)とフィール75というダウンサイジングモデルがありますが、フィール120の「食われる能力の高さ」を実感すると…
120だけ投げてれば良いんじゃね?
と思っちゃいますね。笑
 

長所と短所は表裏一体

 
どんなバイトの出方をしても、確実にシーバスを絡め取る鬼の4連フックはフィール120の最大の特徴でもあり長所なのですが、欠点もあります。
 
それは、異常にフックが曲がりやすいこと
#12の小型4連フックは、どんな繊細なシーバスのバイトでも絡みとってくれるのですが、ときに絡みすぎるんです。
いくら細軸で小さなフックとはいえ、ハリのフトコロ(フックのU字の頂点の部分ね)までしっかり刺されば、そうそう曲がることはありません。
 
しかしフィール120はどんなにキレイなバイトが出ても、4本あるフックのうちいくつかが、ファイト中に外掛かりしてしまったり、あるいはランディング時にネットにフックが絡んでしまって、4つあるフックのうちの何本かは曲がってしまうことが多いです。
 
1匹シーバスを釣っただけで、4本中何本かは交換しなければならなくなることもザラ。
 
しかも、純正フックは今や高級品のトレブルRB。

ランニングコストがバカになりません。泣

ということで、現在高品質なのに格安な土肥富(トリニティ)のフックで代用できないか、実際に取り寄せてみて模索中です。

アマゾンなんかの大手通販サイトではそこまで安くないんですが、クソ見にくい土肥富の自社HPから購入すると、かなりお安いんですよね

 
自分の中で結果がでたら、また記事にしたいと思います。
 

僕的フィール120の投入タイミング

僕がメインで釣りをしている場所は、橋脚や明暗などのわかりやすいストラクチャーが絡まないオープンエリアなので、「ここにシーバスが必ず居る」っていう場所を絞りにくいんですよね。
 
そこでフィール120の出番です。
 
フィール120はバチ系ルアーとしてはそこそこ大きいルアーなので、まずはシーバスに気づいてもらうために投げている感じですね。
 
しかも、サイズは大きくてもちゃんと釣れる。たとえ釣れなくても、アタリは出る。
 
バチを食っているシーバスが居れば(たとえ捕食しているのが小さいクルクルバチだったとしても)結構な確率でコンタクトがあります。
 
アタリが出ればフッキングしなくてもバチを意識したシーバスが居るっていうことなので、あとはルアーチェンジでカラーやサイズを変えてみたり、アクションを変えてみたりして調整していきます。

そもそも、鬼の4連フックなのでアタリがでれば結構な確率でフッキングしてくれるんですけどね。

 
↓ちなみに、僕のルアーローテーション例。以前書いた自分的阪神間スタメンバチルアーの記事です。こんなルアーをメインで使っています。

いわゆる、バチシーズンのパイロットルアーとしてポイントに着いて最初に投げることが多いルアーがフィール120です。
 

フィール120 無双

先日、ツイッターのフォロワーさん達が釣果を叩き出していたので僕も出撃したときのこと。

かわいいサイズですが、フィール120にガッツり食ってきました。
 

これまたかわいいサイズ。ケツから追い食いしてきていますね。
 

70アップの良型。フック3本伸ばされました。
 

これも良いサイズでしたね。
 

水中で記念撮影。
 

フィール120、めっちゃ釣れるっす。

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記事冒頭でも出した写真ですが、このカラー(バチチャート)がお気に入りでよく投げているし、よく釣っています。
 
すっかり塗装がボロボロになってしまいました。笑
 

フィールシリーズには他にはこんなモデルもあるよ

僕が好きで多用しているのはフィール120ですが、フィールシリーズの人気は凄いようで、派生モデルがたくさんあります。
 

フィールシリーズの中核となるフィール100

 
 
3フックで使いやすい大きさですね。
 

シリーズ最小のフィール75

 
 
長さこそ75mmですが、ボリューム的にはメバルルアーでも違和感がないくらいに小さいです。
 
激戦区で活躍しそうですね。
 

シリーズ最大の150

こちらはシリーズ最大の150。
 
近隣の釣具店では見たことがないですが、長バチが主体の地域なら活躍しそうですね。
 
僕も見かけたら買ってみたいと思います。
 

「ハイフロート」モデルのハスラーシリーズ

こちらはボーン素材を使用して、高浮力になったモデル。
 
ノーマルフィールと同じサイズ展開です。
 
より表層をゆっくり攻略したいときに重宝しそうですね。
 
目が赤いのが特徴です。
 

一部オリカラのハスラーは目が黒いトラップ仕様らしのでお気をつけてw

 

フローティングモデル

こちらはフィールがフローティングになったモデル。
 
当たり前ですが、リトリーブしなくても沈まないので「浮かべて流す」っていう使い方ができます。
 
河川で早い時期に抜ける「流される系の長バチ」にフィットしそうなモデルですね。
 

余談ですが、アルバトロス

今は見る影もなくなってしまった、阪神間名物の湾奥難攻不落の「サヨリパターン」を攻略するために作られたルアーです。
 
見た感じ
 
「でっかいフィールをフローティングにして、水面から飛び出さないようにリップを付けたみたいなデザインのルアーやん」
 
って思うかもしれませんがその通りです。
もともとノーマルフィールもサヨリパターンで強いルアーではあったので、その要素を強化したルアーなんでしょうね。
 

ま、ここ数年めっきりサヨリパターンがなくなってしまったので、使う機会がないわけですが。笑

 

まとめ

 
僕的に、特にバチシーズン超愛用しているルアーフィール120について書かせていただきました。
 
阪神間の釣具店ではマニックの人気が凄すぎて、品数的にも「マニックの次点のルアー」的な評価をされていそうなルアーなんですが
フックをいっぱい付けるという脳筋ムーヴによってバチパターンシーバスのノリの悪さを攻略したルアーになっています。
バチ時期だけではなくて通年使える良いルアーなので、気になった方は是非チェックしてみてください。
 

ちなみに、聞いた話ですが良型メバルもよく釣れるらしいっす。

 
ではまた!