どうも!
以前、天川村の洞川温泉郷のはずれにある「泉の森オートキャンプ場」に行ってきた記事は書いたのですが、実はそのキャンプ場にガチで隣接している「洞川キャンプ場」にも行っていたので、ちょっとご紹介をしてみようかと思います。
詳細は公式HPを見ていただくと詳しく載っているので、実際に宿泊してみた感想と、サイトの写真をメインでご紹介させていただきます。
- 洞川キャンプ場はこんなキャンプ場
- 洞川キャンプ場へのアクセス
- 営業基本情報
- サイト紹介
- キャンプ場の設備
- ソロキャンパー向けのおすすめポイント
- ファミリーキャンプ向けのおすすめポイント
- 名水100選「洞川湧水群 泉の森」
- 温泉
- まとめ
- 追記(2024年8月末)
- 追記のまとめ
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洞川キャンプ場はこんなキャンプ場
標高820m
洞川キャンプ場は標高820mの場所にあるらしいです。
だいたい「100m登ると気温が0.7度下がる」と言われているので、標高820mだと平地より5~6度は気温が低い計算になります。
寒い季節に利用するにはキビシイ環境ですが、夏場のキャンプにはちょうど良いですね。
確かに、春に行ったときには朝晩、少しひんやりしました。
キャンプサイトのすぐ側を清流が流れる
清流で有名な天川村なだけあって、キャンプ場内を流れる小川の水が本当にきれいです。
あと、山の水なのでむちゃくちゃ冷たい!
このキャンプ場を利用させてもらったのは5月末だったので、水遊びをしようと思ったのですが、水が冷たすぎて一瞬しか足をつけることができませんでしたw
追記:
天川村漁協のホームページに記載されている「水温」を見てみたら12℃でした。
夏には気持ちが良さそうです。
とても大きなキャンプ場
泉の森オートキャンプ場は(多分)オーナーさんが一人で運営されている、手作り感あふれるこぢんまりとしたキャンプ場ですが(だから固定ファンが多いのかな、とも思いますが)、こちらの洞川キャンプ場はとてもキャパが大きなキャンプ場です。
林間学校とかでも使ってそうな感じの大規模キャンプ場です。
バンガローもたくさんありますんで、テント泊が苦手だけれどもキャンプを楽しみたい方にもおすすめですね。
設備棟・トイレの数は多い
キャンプ場の敷地は広大なのですが、いい間隔でトイレとか炊事棟とかが配置されているので、設備面で不自由することは少なそうです。
オートサイト以外のサイトが多め
屋根付きサイトやバンガロー、区画サイトの面積が広く、車横付け可能なオートサイト以外のサイトが多めな印象でした。
施設全体的にキレイにメンテナンスされていますが、サイトレイアウトが昔のキャンプ場って感じですね。
荷物の積み下ろしの際には、(オートサイト以外でも)サイトの近くまで車を入れてもいいみたいでしたが、階段があったり、そもそも車で侵入するだけのスペースがなかったりします。
駐車場近くのサイトだったら、そこまで不便は感じないと思いますが、選んだサイトによっては駐車場から距離があるので、荷物の運搬は工夫しったほうが良さそうです。
悪天候に強そう
炊事場所やバーベキューエリアなどの施設には、でっかい屋根がついています。
また、設営できるテントのサイズに制限はありますが、屋根付きのデッキサイトもありますので、雨のリスクがあるときでも安心して利用できるキャンプ場だと思いました。
初心者キャンパーさんでも安心ですね。
洞川キャンプ場へのアクセス
洞川キャンプ場がある奈良県吉野郡天川村までは、大阪市内からは車で約2時間。
「吉野」「天川村」と効くと、かなり山奥なイメージがありますが(そして、実際に山奥なんですが。笑)実は以外に近いんです。
余談ですが、大阪方面から洞川キャンプ場に向かう途中にある「道の駅 吉野黒滝」に立ち寄るのがおすすめ。
串こんにゃくが安くてめっちゃうまいです。
営業基本情報
管理棟営業時間
管理棟の営業時間は9時から18時まで。
売店の営業もこの時間内になります。
受付時間
チェックインは12時から17時のあいだ、宿泊チェックアウトは11時となっています。
定休日
定休日は火曜日、水曜日。
ただし、7月から9月は無休営業しているらしいです。
サイト紹介
オートサイト
オートサイトは車横付けでキャンプができるサイトです。
洞川キャンプ場のなかでも一番人気のサイトっぽかったです。
オートサイトA
「オートサイトA」はキャンプ場の入口近くにあるオートサイトです。
炊事場やトイレ、シャワーが近くにあり、洞川キャンプ場のなかでも一番
便利が良いサイトでした。
オートサイトB
キャンプ場の奥のほうにあるオートサイトが「オートサイトB」
こちらも利用者が多く、人気のサイトでした。
屋根付き高床テントサイト
僕が利用したのがこちらの「屋根付き高床テントサイト」
キャンプ当日は晴天だったのですが、予約時には雨がふるかもしれない予報だったので、こちらのサイトを選びました。
デッキサイトに屋根がついた、東屋のようなサイトになっています。
デッキのサイズがそこまで大きくなく、屋根がついているために貼ることができるテントのサイズには制限があるのがデメリットです。
一方で、屋根が付いてるので日中もしっかり日陰が出来ますし、万が一雨が降っても荷物やテントが濡れることもありませんし、設営&撤収作業も屋根の下で濡れずに行えるのは大きなメリットだと思います。
もしもタープも張りたければ、デッキのまわりのスペースに張ることができます。(別途料金は必要なので注意)
リバーサイド
川沿いにある屋根付き高床サイトが「リバーサイド」になっています。
デッキのサイトで、眼の前に清流がながれているので、ちょっと「川床」感があるように感じました。
僕だけ?笑
川遊びを楽しむには最適なサイトですね。
それ以外の屋根付きサイト
川沿い以外の屋根付き高床サイトが「リバーサイド」以外という扱いになっているのですが、場所によっては十分リバーサイドです。
予約順で場所を割り振られるので、好きな場所を選ぶことは出来なさそうでしたが、サイトが予約でいっぱいになっていなければ、場所変更の交渉はできるっぽかったです。
屋根付き高床テントサイトを利用する際の注意点
「屋根付き高床サイト」は他のキャンプ場ではあまり見ることが無い、一風変わったサイトなので、テントの設営にも普通のサイトでは無いような制限があります。
ペグが打てない
デッキサイトなので、当たり前ですがペグを打つことができません。
デッキの 周囲に、等間隔に釘が打ち付けてあるので、そこにガイロープを結んでテントを固定ます。
もしくは手すりに直接ロープを結ぶか。
地面にペグを打ってテントを固定するのと違って、あらかじめ決まった場所に打たれた釘にロープを結んでテントを固定する必要があるので、予備のガイロープを持っていくことをおすすめします。
設営できるテントの大きさ&種類に制限がある
屋根があるため、あまり高さのあるテントを設営することができませんし、デッキがそこまで大きくないので、広いテントも設営することが難しいです。
ちなみに、写真のテントはネイチャーハイクのクラウドアップ3。
3人用の山岳テントで、サイズはかなりコンパクト目です。
また、ワンポールテントなどの、ペグを使って張るテントを設営するのは相当にむずかしそう。
ドームテントなどのペグダウンしなくても自立するテントを使うのがおすすめです。
焚き火&火気の使用はデッキ外で
当たり前ですが、デッキの上で焚き火はできません。
焚き火や火気の使用は、デッキ周辺の地面の上で行う必要があります。
バンガロー
普通サイズのバンガローと、大人20人程度まで宿泊可能なバンガロー(というか小屋)があります。
バンガローを使われている方も結構多かったですね。人気みたいです。
区画サイト
駐車場そばの一角にあるのが区画サイト。
車横付けのキャンプはできませんが、駐車場が近いので荷物の運搬等は比較的楽な印象を受けました。
こちらのサイトは比較的大きいテントを張っている方が多かったですね。
ファミリー向けのサイトだと思います。
ソロサイト
その名の通り、ソロキャンプ専用のサイトです。
ソロサイトは3箇所あるみたいですが、川がめのまえの↓のサイトの雰囲気は抜群でした。
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キャンプ場の設備
バーベキューハウス
学校団体で使用しても広さ的に全く問題がなさそうなサイズ感の東屋風のバーベキュースペースです。
これだけ屋根が大きかったら、相当雨がふっても大丈夫そうですね。
がっしりとしたかまどと炊事場もあります。
炊事棟
炊事棟は2箇所、六角炊事棟と駐車場横の炊事棟があります。
どちらも十分な大きさです。
六角炊事棟
その名の通り、六角形の形をした炊事棟です。
洗い場とかまどがあります。
キャンプ場の中央部分にあって、どのサイトからでもアクセスが良いです。
駐車場横の炊事棟
キャンプ場受付近くの、駐車場横の炊事棟です。
六角炊事棟と比べると小さく見えますが、先に書いた「バーベキューハウス」に併設されているので、そちらと合わせるとかなりの大きさです。大阪市内からは車で約2時間。
ソロキャンパー向けのおすすめポイント
林間学校でも利用していそうな大きな規模のキャンプ場ですが、完全にグループやファミリー向けだけではありません。
僕は今回ファミリーキャンプで利用しましたが、意外とソロキャンプにも良さそうだな、と思いました。
と、いうのも、オートサイトがメインのキャンプ場ではないので、利用者が多いときでも、隣のキャンパーさんとの距離が適度に確保できるので、そこまで混雑した印象を受けることがなかったからです。
しかも、きっちりソロ専用サイトもあるので、「まわり全部がグルキャンorファミキャンの中、自分だけぽつんとソロキャン」という状況にはなりにくいのかな、と。
僕的におすすめのソロキャンサイトはこの部分。
三角形になっている川の合流部分の先端で、ぱっと見た感じ雰囲気バツグンでしたね。
ファミリーキャンプ向けのおすすめポイント
学校団体も受け入れているようなキャンプ場なので、設備がしっかりしています。
トイレやシャワールームも十分な大きさがありますし(しかも、トイレは何箇所もある)炊事場も何人も同時に使用できるだけのキャパがありますので、混雑時でも安心できます。
トイレや炊事場(特にトイレ!)が1箇所しかなくて順番待ちが発生するキャンプ場だと、子供連れのファミリーキャンプだと不便に感じることが多いですが、このキャンプ場はそんな心配はなさそうでした。
あと、サイトを流れる川の水深が浅いので、子供を水遊びさせるときに安心なのも高ポイントでしたね。
名水100選「洞川湧水群 泉の森」
環境省の名水100選に選ばれている「洞川湧水群」
洞川湧水群の採水ポイントには「ごろごろ水」「神泉洞」「泉の森」の3箇所があり、洞川キャンプ場のすぐ近くにあり無料で利用できるのが「泉の森」
樹齢300年を超えるご神木がある神社の境内(?)の山肌の
岩の割れ目から、こんこんと水が湧き出しています。
水の味の違いなんかわからない僕ですが、確かに美味しく感じました。
泉の森までは、洞川キャンプ場の受付から徒歩5分程度。
お散歩がてら歩いて行ける距離なので、洞川湧水群の名水を楽しんでみてはいかがでしょうか?
お米を炊くのに使うのもよし!
温泉
「洞川温泉郷」というだけあって、洞川には温泉宿がたくさんありますが宿に宿泊せずに利用できる温泉は2箇所。
ひとつは洞川温泉街にある温泉旅館で、日帰り温泉を受付てくれている「角甚」さん。
もうひとつは宿泊施設ナシの銭湯スタイル「洞川温泉ビジターセンター」です。
洞川温泉 角甚
角甚さんは洞川温泉の中で、唯一日帰り温泉を受け入れている旅館らしいです。
なんと、創業350年らしいです。すげぇ。
入浴料金は700円。
営業時間は8時〜9時半・13時〜21時ですが「16時30分〜18時は宿泊のお客様優先になりますのでお断りする場合がございます」
とのこと。
営業時間がイレギュラーになっていることもあるみたいなので、当日の詳しい営業情報は、公式ホームページにある「営業カレンダー」を参考にしてください。
洞川温泉街は、車なんかなかった時代から続く宿場町なので、道幅が 狭いですし(対向車とすれ違うのに苦労することもままあります)駐車スペースに限りがあります。
角甚さんは洞川キャンプ場から徒歩18分の距離にあるので(少し歩きますが)温泉街を散策がてら、お散歩感覚で入浴しにいくのがおすすめですね。
洞川温泉ビジターセンター
「洞川温泉センター」が休館になって、2024年4月に同じ敷地(別棟)にオープンしたのが「洞川温泉ビジターセンター」です。
新しいだけあってめちゃくちゃキレイな建物です。
温泉の他に、観光案内所やショップも併設されています。
入浴料はおとな800円、こども200円。
定休日は水曜日です。
洞川キャンプ場からは車で5分程度。(歩くと25分)
こちらは大きな駐車場があるので、車で手軽に行くことができます。
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まとめ
今回は、大阪からわずか2時間でアクセスできるにもかかわらず、秘境のような雰囲気が漂う天川村の洞川温泉郷。その端にひっそりと佇む洞川キャンプ場をご紹介させていただきました。
標高820mに位置するキャンプ場なので、暑い季節でも平地よりは快適に過ごすことができますし、湧き水や温泉も楽しむことができます。
規模・質ともに設備面は充実していますし、日中は清流で涼をとることもできます。
夏休みのファミリーキャンプには、かなりうってつけなキャンプ場なんじゃないかな、と思います。
今年の猛暑はなかなかにエグいですが、それでも夏休みの思い出にキャンプを楽しみたいキャンパーさんにおすすめできるキャンプ場です。
最近は9月終盤まで暑い日が続くこともザラなので、気になったかたは、是非チェックしてみてください。
ではまた!
追記(2024年8月末)
リピートで、真夏の洞川キャンプ場でファミキャンしてきました。
気温
日中の気温が24度、夜間は18度ほど。
ほぼエアコンが効いている室内並みの気温でした。
標高800メートルということもあって、かなり涼しかったです。
夏でも十分に焚き火を楽しむことができる気温でしたし、なんなら夜間はなにか羽織るものがあったほうがいいかもしれません。
川遊び
春に行ったときには(水温のせいか)魚を見かけることがありませんでしたが、今回はニジマス?アマゴ?の稚魚を捕まえることができました。
小さすぎて、いまいち魚種がわかりませんでした。観察したあとはリリース。
ただ、川の水温は「水が冷たくて気持ちが良い」というには冷たすぎでした。
飲んでもうまいくらいに冷えていました。
しばらく浸かっていると、足が痛くなるくらいにはキンキンに冷えていましたね。
泳いで遊ぶのなら少し下流に下って、天川村の中心の方が良いかもしれません。
追記のまとめ
洞川キャンプ場、やはり暑い季節に利用するのにはもってこいのキャンプ場でした。
阪神間からは2時間程度で行けるという、意外と好立地ですし(大阪市内からだったら2時間かからないと思います)温泉街の近くにあるキャンプ場なので、キャンプのついでに天然温泉を楽しむこともできます。
屋根付きのサイトがあったり、大きな屋根付きの炊事場があったりするので急な天候の変化にも対応しやすいキャンプ場ですし、意外と予約が取りやすい。
「屋根付きデッキサイト」とかいう、一見クセが強めなサイトが多いですが、使いこなせると意外と快適なキャンプを楽しむことができるキャンプ場です。
9月もまだまだ暑い時期が続きますので、週末のキャンプの候補地に加えてみてはいかがでしょうか?
僕もまた利用すると思います
ではまた!