アンギラは先が曲がっているプライヤー(ペンチ)で、なにかを掴んだり、ボルトやナットやパイプを掴んだり回したりすることができる工具で、口の部分の開閉サイズを変えることができるのが特徴。
電気屋さんとか設備屋さんがよく使っている印象があります。
なにかの用途に特化しているのではなくて、広く浅く色々なことに使えるのが特徴の工具なのですが、実はキャンプに持っていっても非常に使い勝手が良いアイテムだと、僕は思っています。
月イチペースでキャンプに行っている僕ですが、自分以外でキャンプシーンでアンギラを活用しているキャンパーに出会ったことがありません。
なので、今回は「キャンプにアンギラを持っていくとめっちゃ便利だよ!」と皆さんに強くおすすめしていきたいと思います。
(押し付けがましいw)
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1. ボルトやナットを締める
アンギラの工具としての本来の使い方です。
アンギラは普通のプライヤーと違って、先端の掴むところに角度がついているので、ボルトやナットを占めたり緩めたりすることが得意です。
キャンプギアにもボルトやナットは使われているので、それが緩んでしまったときに締め直したりするのに便利。
意外とあるシチュエーションなんですよね
2. 熱いものを掴む
焚き火やアルコールストーブを使っていると、どうしても熱いものに触れる必要が出てくることがあります。
ふつうはトングを使って対応したりするんでしょうが、アンギラだってそこそこのリーチはあります。
なによりもともとが「ものを掴むための工具」なので、ホールド力が段違い。
熱せられたアルコールストーブの五徳を掴んで取り外して…
蓋を閉めて消火するといったシーンでも安心して使用できます。
3. 固く締まったロープを解く
キャンプでは、タープを張ったりテントを設営したりするときに、必ずといっていいほどロープを使用しますよね。
だいたいの場合は自在金具がついたガイロープで事足りるかもしれませんが、ときには、ロープワークが必要になるシーンがあったりすると思います。
そして、時には結び目が強く締まってしまい、解くのに苦労することがあります。
風が強くてタープがめっちゃあおられたあとの撤収のときなんか特に
そんなとき、アンギラを使ってロープを挟んで力を加えると、簡単に結び目を解くことができます。
手で解けないほど固く締まってしまった結び目をほどくときに、本当に重宝します。
4. ペグを抜くとき
テントやタープを撤収する際、サイトの地面が締まっているところだと、打ち込んだペグが固くて抜きにくいことがあります。
本来ならペグ抜きの出番ですが、アンギラがあると、ペグをしっかり掴み、ときにはテコの原理を使って引き抜くことで、簡単にペグを回収することが可能です。
5. 薪バサミとして
キャンプファイヤーや焚き火の際、薪の配置を整えたり、火の中の薪を動かす際にアンギラが役立ちます。
アンギラはガバっと口が開くので、かなり大きな薪でもしっかりとホールドすることができます。
少し風情にはかけるかもしれませんが(笑)薪つかみとしても十分使える万能アイテムです。
まとめ
アンギラ(ウォーターポンププライヤー)は工具ですが、実はキャンプに持っていくとさまざまなシーンで活躍します。
今回主に紹介した使い方以外にも、大きく開く口を使って、固くてあかないビンのフタを回して開けたり、グリップエンドのマイナスドライバーを使って缶の蓋を開けたり、なんなら栓抜き代わりにもなります。
超万能工具です
現場ではよく使用されている工具なだけあって、大小各種サイズ展開がされていますし、種類のバリエーションも実に豊富。
軽量でコンパクトなものも多く、バックに1つ忍ばせておくと、何かと便利です。
だまされたと思って次回のキャンプには、ぜひアンギラをお供に持っていってみてください!