最近とんでもないコスパのアウトドアアイテムを大量に繰り出してきて、もはや生粋のアウトドアメーカーと化している感のあるワークマン。
先日ソロキャンプをする機会があったのですが、以前使用していたテントが経年劣化でダメになってしまって冬に使えるテントが無い。
代わりのテントを探していたところにちょうどワークマンの冬用テントレジストドームテントの実物を販売しているのを見かけたので、いい機会だと思って買ってみました。
- レジストドームテントのスペック
- レジストドームテントってどんなテント?
- 凄まじいコストパフォーマンス
- 設営方法(とにかく簡単)
- 説明書が親切
- 実際に使用してみて
- デメリットというか注意点
- レジストドームテントとこんなのも一緒に買うといいかも
- レジストドームテントはこんな人におすすめ
- まとめ
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レジストドームテントのスペック
はじめに、レジストドームテントのスペックについて書いておきますね。
本体 長さ200×幅85×高さ98cm
ドア部 長さ105×幅105×高さ110cm
収納時 直径13×長さ63cm
重量 3.3kg
ロープ 6本
ペグ 25本
メインポール 2本
キャノピーポール 2本
フライシート最低耐水圧値 2000mm
フロアシート最低耐水圧値 3000mm
メインポールはアルミじゃなくてグラスファイバー製。
付属のペグはステンテス製でした。
スペックだけ見ると
「まぁ、普通かな?」
ていう印象だと思いますが、驚くべきはそのお値段。
なんと5800円
キャノピーポールまでセットになって、冬用テントがこのお値段ですよ?
やばくね?
テント内にはしっかりと小物ポケットがついていたり...
脱着可能な天井に設置するメッシュネットがついていたりと...
価格の割にかなり装備がしっかりしています。
おそるべし、ワークマンです。
レジストドームテントってどんなテント?
同じくワークマンから発売されているBASICドームテントの冬用モデルです。
BUNDOKのソロドームやコールマンのツーリングドームみたいな形状の、キャノピー(ひさし)付きのドームテントですね。
テントの形状・組み立て方ともに非常にシンプルなので、初心者でも迷わず設営することができます。
キャンプに慣れている人なら(ペグダウンを最小限の本数にすれば)5分もあれば設営ができるんじゃないでしょうか?
BASICドームテントと違う点は、フライシートに地面からの冷気の侵入を防ぐスカートがついているところ。
スカートがあるのと無いのでは、テント内の温度にかなりの差が出ますからね。
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凄まじいコストパフォーマンス
さきほども書きましたが、お値段は驚異の5800円。
それなのにペグ(25本)、ガイロープ、キャノピーを立ち上げる用のポールまでセットになっています。
キャノピー用ポールまでセットになってるなんて、なかなか無いよね。
オールインワンになっているので、このテントだけ買えば、よく見るあのスタイルが実現できるワケです。
必要な付属品が全部ついているのは嬉しいところですね。
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設営方法(とにかく簡単)
フレームにインナーテントについているフックを引っ掛けて設営していくタイプのテントなので、設営がとにかく簡単。
設営で迷うところが無いですね。
ドームテントなので、あちこちにペグを打ってロープで引っ張らなくても自立してくれるのもいいところ。
僕はフライシートのガイロープはガイロープは天候(風の強さとか)に応じて打ったり打たなかったりです。
ちなみに、フライシートのスカート(地面に垂らしている部分のことね)は巻き上げて固定することができます。
暖かいシーズンはスカートを巻き上げて風を通すことも可能ですね。
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説明書が親切
テントの設営方法が説明書に書いてあるのは当たり前なんですが、レジストドームテントはたたみ方(付属の袋への収納方法)も記載されていました。
コレ、地味にありがたかったです。
キャンプ初心者の人とか、新しいテントを買ったときにありがちな「もとのたたみかたがわからなくて撤収のときに袋に入らない問題」が防げますからね。笑
実際に使用してみて
2回ほど実際に使ってみたので、使用感について書いていきたいと思います。
ちなみに2回とも晴れていたので、雨天時の性能に関してはわからないのですが、スペック的には雨キャンプでも問題ない性能を備えているかな、と思います。
また雨に日にキャンプに行くことがあったら試してみますね。
なんせ設営・撤収が楽
やはり設営・撤収が簡単で楽。
吊り下げ式のドームテントのいいところですね。
余談ですが、実際に撤収のときに 「たたみ方どうだたっけ?」 ってなったので、説明書が大いに役に立ちました。笑
色も良い
レジストドームテントは黒とカーキの2色展開。
ぼくはカーキを購入したのですが、なかなか色合いがよくて 全然安っぽく見えません。
森の中に溶け込むような自然な色で、なかなか格好良かったです。
値段が安いので、破損を恐れずにガシガシ使える
とくにキャンプを始めたてのころは、
地面から飛び出している木の根でテントの床に穴をあけてしまったり
焚き火の火の粉を飛ばしてフライシートに穴をあけてしまったり
という失敗をすると思います。
その点、レジストドームテントは価格が安いので、失敗を恐れずにガシガシ使い倒せるのがいいところですね。
穴があいたらダクトテープでも貼って修理すればいいんですよ。
ベテランキャンパーみたいなテントになりますから。笑
前室・室内ともにちょっと広め
前室をキチンと貼るとこの程度のスペースが左右に確保できます。
室内も幅85cm×長さ200cmあるので、少々の荷物ならテント内にしまうことができます。
この辺も地味に嬉しいところですね。
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デメリットというか注意点
ここまでメリットばっかり書いてきましたが、デメリット(といか注意点)についても書いておきます。
ソロテントにしては重い
価格的に仕方がない(というか十二分)と思うのですが、テントに使用されている素材が重いので、ソロテントにしては重量があります。
テント生地は特別薄く軽量というわけでは無いのと、テント本体のポールがグラスファイバー製、付属のペグはステンレス製ということもあって、総重量が3.3kgと結構重め。
形状・付属品数が違うので単純比較はできないのですが、同じソロテントでも有名なBUNDOKのソロドームだと重量約1.88kgとのこと。
結構違いますね。
ま、レジストドームテントにははじめからキャノピーポールがセットになっているので、ポール2本分重くはなっているんですが。
(ソロドームにはキャノピーポールは付属していません)
この重さが気になる方は、ポールやペグがアルミ製になって軽量になったレジストドームテントのアップグレード版
というテントがお値段7,800円(コレでも安いな!)で販売されているので、そちらをチェックしてみてください。
夏に使うには暑いかも
レジストドームテントは、インナーテントのメッシュになっている部分が、ドア部と背面部分の上部のみ。
通気のためにフライシートのスカートを巻き上げて使うことができるようになっているのですが、インナーテントがフルメッシュでないために、そこまで風通しが良くない構造です。
寒いシーズンはインナーテントがフルメッシュじゃないほうが暖かいのでいいんですが、真夏のキャンプだと暑いかもしれませんね。
付属品の品質は割り切っている
お値打ちテントなのにも関わらず本体の作りは非常にしっかりしているのですが、付属品は大胆に割り切っていますね。
ペグはこんなんだし...
ガイロープもそこまで強度がなさそうな素材で、自在金具はプラ製です。
ま、普通に使用するぶんには全く問題ないですけどね。
キャノピー用ポールがちょっと短いかも
付属のキャノピー立ち上げ用のポールがちょっと短いです。
キャノピーの下で椅子を使うには、ローチェアでもちょっと厳しそうですね。
雨のキャンプなんかで、キャノピーの下で焚き火をするときも、少し高さが心もとない。
焚き火はしない&地べたスタイルでくつろぐなら問題ない程度の高さはあります。
ちなみにBASICドームテント用のキャノピー延長ポールが販売されていたので、レジストドームテントでも使えるかと思って買ってみたら、ネジ穴のサイズが合わずに使用できませんでした。注意!
やっちまったぜw
レジストドームテントとこんなのも一緒に買うといいかも
初めてのソロテント購入なら、一緒にこんなのも買っておくと便利だよ、っていうアイテムを紹介したいと思います。
パラコード
好きな長さで切って使えるタイプのパラコートは一巻き持っておくと便利です。
パラコードがあると、木が生えているサイトなら、ポールを持って行かなくても枝にロープを結んでキャノピーをはね上げたり、落ちてる枝をキャノピーポール代わりに使うことができます。
木と木の間にロープを張って、ちょっとしたものを引っ掛けたり、キャンプ翌朝に寝袋を干したりするのにも便利。
なにかと使えるアイテムです。
グランドシート
ぼくは今の所使っていませんが、テントの底部分の生地の破損が気になる人は、グランドシートもあったほうがいいと思います。
芝生のサイトならグランドシート無しで使用してもテントの生地が傷むことは無いんですが、土とか砂利のサイトにグランドシートナシでテントを張ると、どうしても底の生地がダメージを受けますからね。
コレぐらいのサイズのグランドシートがぴったりマッチするかと思います。
あとは、同じくワークマンから発売されているパラフィン帆布ロングフィールドシートもジャストサイズです。
パラフィン帆布シートは重くて嵩張るんですが、厚さがあるので少々ゴツゴツした地面で使ってもしっかりテントを保護してくれますね。
ダクトテープ
キャンプ用品では無いんですが、イチオシのアイテムがダクトテープ。
あまり馴染みが無いかもしれませんが、ガムテープの完全上位互換みたいなテープです。
粘着力が強く防水性もあり、テープ自体の強度も高いので、テントに穴が空いたり、ポールが折れてしまったときの応急処置に使えます。
キャンプ以外でもあらゆるものの応急修理に役立つので、一つ持っていたら非常に便利なテープですね。
レジストドームテントはこんな人におすすめ
実際にレジストドームテントを使ってみて、こんな人におすすめできるテントだな、と思いました。
ソロキャンプ初心者の人
特にこれからキャンプを初める人は、テント以外にも寝袋だったり、クッカーだったりと、何かと必要なものが多いので、まずはなるべくコストを抑えてキャンプを楽しむならかなりアリなテントだとおもいました。
興味本意な人
ぼくみたいな興味本意な人も価格が安いので手を出しやすいですね。
冬用のテントを持っていないとか、ソロ用のテントを持っていないけど気になる方は、ぜひ興味本位で買ってみてください。笑
まとめ
冬用のテントって今まで使ったことがなかったのですが、フライシートのスカートの偉大さを思い知りました。
あるのと無いのじゃテント内の気温が段違いですね。
先程もふれましたが、おなじくワークマンからレジストドームテントのアップグレード版となるライトレジストドームテントも発売されていますので、少しでも荷物を軽くしたいならこちらのテントも全然アリですね。
と、いうわけでレジストドームテントを使ってみて、思ったことをあーだこーだと書いてみました。
まだ使用回数は少ないですが、組み立てが簡単で初心者さんにも優しく、かつコスパに優れたいいテントだと思います。
冬用のソロテントに迷っているなら買いじゃないかなと。
基本的には購入方法がネット注文・実店舗受け取りしか無いのですが、一部のワークマンplusの店舗なら店頭に実物が並んでいることがあるので、気になった方は一度のぞいてみてはどうでしょうか?
ウチの近所だと、ららぽーと甲子園内にあるワークマンplusに、レジストドームテントの実物が置いていました。
ではまた!