夏休みの川遊びキャンプで利用したかぶとの森テラス
素敵なキャンプ場で、ファミリーキャンプでもソロキャンプでもおすすめできるキャンプ場でしたので、この記事で紹介させていただきます。
ようやく朝晩が涼しくなってきて、秋のキャンプハイシーズンも目前なので、みなさんのキャンプ場選びの参考になれば幸いです。
かぶとの森テラスはこんなキャンプ場です
まずはじめに、かぶとの森テラスの特徴を紹介させていただきます。
きれいな小川が流れるキャンプ場
かぶとの森テラスには、
鈴鹿川の上流にあたる
加太川と
アマタノ川が流れています。
ちょうどキャンプ場の敷地内で、加太川(本流側)とアマタノ川(支流側)が合流して、1本の加太川となっているようです。
こちらがキャンプ場のサイト内を流れる加太川(上流)
流れはありますが、深い場所が無いので小さな子供でも安心して水遊びを楽しむことができます。
こちらがアマタノ川。
そこまで深い場所はありませんが、加太川(上流)に比べると、ところどころに落ち込んでいるところがあります。
それでも、深いところで大人の腰くらいまでの水深しかありませんが。
加太川(上流)よりもたくさん魚が生息しているので、生き物採取を楽しむのならこちらの方がおすすめですね。
利用者はファミリーが多めでした
僕が利用したのは夏休みということもあって、ファミリーが多かったです。
みなさん、浮き輪や水着、網なんかを持参されていて川遊びを楽しんでおられました。
春秋のキャンプハイシーズンはもちろん、夏休みのファミキャンにはピッタリのキャンプ場ですね。
ソロ・デュオにも優しい
ファミリー層ばかりのキャンプ場ってソロキャンパーが利用するには辛いものがあるんですが、かぶとの森テラスにはソロ&デュオ専用のサイトもあります。
お一人様キャンパーさんにも優しいキャンプ場ですね。
僕が利用したとき(8月下旬の土日)には、フリーサイトや区画サイトは賑わっていましたが、ツリーサイトは利用者が少なくて数組の方がゆったりとキャンプを楽しまれてましたし、ソロ・デュオ専用サイトは2組だけでした。
初心者でも安心
かぶとの森テラスは
売店が充実していて、レンタル品の品揃えがとても豊富です。
炊事場はお湯が使えますし、シャワールームもあり、非常に設備が充実しています。
テント泊が苦手な方にはコテージもあるので、キャンプ初心者でも安心して利用できるキャンプ場です。
残念ながらペット不可
かぶとの森テラスは全サイトペット不可になっています。
愛犬家の人には残念ですが「夜中に犬が吠えてうるさくて眠れない」っていうトラブルは無いので、静かなキャンプがしたい人にはおすすめですね。
僕は犬が吠えようが、テントの裏で鹿が絶叫しようが爆睡できる人間なので、ペット可でも全く気になりませんが。笑
余談ですが、愛犬家の方は
滋賀県の琵琶湖のほとりにある
六矢崎オートキャンプ場には、逆にペット連れでなければ利用できないペット同伴専用のサイトがありました。
ハンモック泊が可能
林間のサイトがあるので、ハンモック泊をすることが可能です。
僕が行った行ったときも、林間サイトにハンモックを張っている人がいました。
林の中にある「林間サイト」や「野営サイト」には「広すぎず狭すぎず」のちょうどよい間隔で木が生えているエリアがたくさんあります。
ちなみに、野営サイトが一番ハンモックを張ることができる場所がたくさんありそうでした。
余談「カブトの森」ではないらしい
このキャンプ場「かぶとの森」っていうくらいだから、さぞやたくさんカブトムシが採れるのだろうと期待してきたんですが、「かぶとの森」の「かぶと」って、カブトムシのことじゃないらしいです。
「鹿伏兎」と書いて「かぶと」らしいです
鹿とか兎とかがたくさんいるんですかね?
アクセス
かぶとの森テラスがあるのは
三重県亀山市。
阪神間から行くには結構遠い印象を受けますが、実は大阪から車で1時間40分程度とそこまで時間はかかりません。
最寄りの
インターチェンジ(
名阪国道南在家IC)を降りてから1分程度のところにあるキャンプ場なので、非常にアクセスが良好です。
周辺施設
スーパーや温泉なんかのキャンプ場の周辺施設について紹介していきます。
かぶとの森テラスは山の中のキャンプ場なのですが、大きなスーパーや温泉が意外と近くにあって、実は非常に便利なキャンプ場でした。
最寄りのスーパー
「オークワ伊賀新堂店」が車で12分のところにあります。
かなり大きなスーパーで品揃えも充実していました。
だいたいなんでもそろいます。
スーパーのすぐとなりには餃子の
無人販売所もありました。
最寄りのホームセンター
さきほどのスーパーのすぐ近くに「
コメリハード&グリーン伊賀店」があります。
ホームセンターが近いとなにかと安心ですよね。
ただ、薪に関してはキャンプ場の
売店で買ったほうが安いと思います。
近くの温泉
「伊賀の国 大山田温泉さるびの」がキャンプ場から車で10分程度のところにあります。
そこまで道路の状況は悪くは無いのですが、細い山道を通るので暗い時間に通行する場合はご注意ください。
【温泉の基本情報】
営業時間:10時から21時
休館日:毎週火曜日
入浴料金:おとな800円 こども400円
※詳しくはHPをチェックしてみてください。
「さるびの」は温泉だけではなくて、フィールドアスレチックやキャンプ場、レストランや地元のものを売っている
売店なんかもある、かなり大きな複合施設です。
また、施設内の一角には、茶室を改装して作られた素敵な骨董品屋さん(?)hitotokiがあります。
不定期営業なので、きになる方はインスタをチェックで営業情報をチェックしてみてください。
サイトの紹介
かぶとの森テラスのサイトの紹介をしていきます。
サイトの種類が豊富で、大型テントを張ってのおこもりキャンプから、ブッシュクラフトな雰囲気のハンモック泊まで、色々なスタイルのキャンプを楽しくことができます。
コテージ
コテージはこんなかんじ
・車横付け可能
・電源あり
・コテージ前タープを張ってもOK
・コテージ前でBBQ、焚き火OK
4人用と、ちょっと大きめな6人用のコテージがあります。
電源あり。
車はコテージにも横付けすることが可能。
コテージに横にタープを張ってもOKですし、バーベキューも可能なので、コテージ泊でもしっかりキャンプ気分を味わうことができますね。
コテージはテントの設営・撤収の手間がかからないのが大きなメリットですし、天候が不安定な日でも安心です。
また、キャンプに慣れていないと、テントだとどうしてもよく眠れないって方もいるので、そういった方にも良いかも。
まだテントに慣れていない人や、小さ
なお子さんを連れた方にもおすすめだと思います。
オートキャンプサイトはこんなかん
・区画サイト
・車横付け可能
・電源あり
車が横付け可能な電源付きの区画サイトです。
炊事場・トイレ・ゴミ捨て場・
売店からの距離が近いので特に不便を感じることは無いかな、と思います。
区画サイトなので
「混雑時にいいスペースが見つからずに思ったようにテントが張れない」
という心配がないのがいいですね。
反面、一区画のスペースが限られているので、大型テントとタープの併用はできません。
電源付きサイトなので、暑い時期は扇風機を持ち込んだり、寒い時期は電気毛布を持ち込んだりして快適にキャンプをすることが可能です。
芝生フリーサイト
芝生フリーサイトはこんなかんじ
・フリーサイト
・車乗入れ不可
・でも駐車場はすぐ近く
・設備棟、トイレが近くて便利
・でっかいテントやタープが張れる
僕が実際に今回のキャンプで利用したことがあるサイトです。
夏休みシーズンに行ったとき、一番人気のサイトでした。
車の乗り入れはできないのですが、サイトの目の前が駐車場なので、ほぼほぼオートサイト感覚で利用することができます。
荷物の運搬、積み下ろしの不自由は感じませんでした。
フリーサイトですが、利用者数の上限が決まっているので、予約が満杯の状態でもそこまで混み合った印象は受けませんでした。わりと広々とスペースを使ってキャンプを楽しむことができます。
ただ、基本的にだだっ広い広場なので、となりのテントからの視界を遮るものがありません。
プライベート感を出すためには、うまくタープを活用したいところです。
炊事場やシャワー室がある設備棟、トイレ、ゴミ捨て場、
売店兼受付棟など、すべてのキャンプ場設備から一番近いサイトなので(電源が無いことを除けば)かぶとの森テラスで一番便利なサイトです。
テントを張る場所は先着順です。
気に入った場所にテントを張ったり、自分が思った通りにサイトをレイアウトしたいのならば、早めにチェックインすることをおすすめします。
ちなみに定員いっぱいになるとこんな感じになります。
ぎゅうぎゅうではありませんが、サイトの端の方とかの人気スペースは完全に埋まってしまって、ど真ん中にしかテントを張れないグループもいました。
電源なしオートサイト
電源なしオートサイトはこんなかんじ
・区画サイト(そこそこ大きめ)
・車横付け可能
・レイアウトは制限される
・トイレ、設備棟が近くて便利
・川直結で水遊びにも便利
芝生フリーサイトの片隅に1個だけあるのが電源なしオートサイトです。
区画のスペースはそこそこ大きめ。大型のテントでも張ることが可能です。
電源はありませんが、受付棟、トイレ、設備棟が非常に近い便利なサイトです。
サイトのすぐ目の前が川になっているのでロケーションもなかなか良好。
こじんまりした良いサイトです。
林間フリーサイト
林間フリーサイトはこんなかんじ
・トイレ、設備棟から遠い
・車乗り入れ不可
・ゆったりキャンプができる
林間にあるフリーサイトです。
そこまで樹木が鬱蒼としているわけでは無くて、サイト内には広場のようになっている場所もありますので
「木が邪魔で思ったようにテントが張れない」
ってことは無いかと思います。
林間フリーサイトは駐車場から少し離れた場所にありますが、サイト内の「荷下ろし場」に車を着けて荷物の積み下ろしをすることができます。
トイレや設備棟から離れた場所にあるのであまり人気がないようで、夏休みの土日でも3組程度しか利用者がいませんでした。
どちらかというとキャンプに慣れた人向けのサイトだと思いますが、利用者が少ないのでゆったりとキャンプを楽しむことができるサイトだと思います。
林間区画サイト
林間区画サイトはこんなかんじ
・区画されているから場所取りの心配なし
・トイレ、設備棟から遠め
・林間フリーサイトよりは駐車場が近い
林間区画サイトは全4区画、区画によってソロ用テントしか張れないようなサイズ感のサイトから、大型のテントが張れるサイトまであります。
サイトのサイズ感をしっかり確かめてから予約してください。
駐車場からサイトまでは約50mとのことなので、林間フリーサイトよりは駐車場が近いサイトになりますね。
野営サイト
野営サイトはこんなかんじ
・ソロ、デュオ専用のエリア
・駐車場がめっちゃ遠い
・ベテランキャンパーさん向け
・装備が少ない人向け
ひっそりキャンプしたい人にはおすすめです。
芝生フリーサイトの奥のほうにひっそりとあるのが野営サイト。
設備棟やトイレから離れていますし、専用の駐車場からも200m程度離れています。
駐車場から徒歩4分かかるらしです。
なので便利なキャンプを楽しみたい人や、荷物が多いキャンパーさんにはおすすめできないサイトですね。
また、ソロキャンプ・デュオキャンプ専用サイトになっていますので、ファミリーやンプで利用することはできないのでご注意ください。
林間サイトよりも樹木が濃いエリアなので、大型テントやツールームテントなんかを張ることはできませんが、予約サイトに書いてあるほど狭くはありませんでした。
コールマンのツーリングドーム程度の大きさのテントなら十分に設営可能です。
不便さゆえに利用者が少なそうなので、普通のサイトが混雑しているときでも、ゆったりとキャンプを楽しむことができそうです。
僕がかぶとの森でソロキャンをするならこのサイトを選びますね。笑
デイサイト
デイサイトは
デイキャンプ専用のサイトで、受付近くにあります。
設備棟とは別で、デイサイトにも流しとトイレがあります。
しかも流しはお湯が出ます。
めちゃありがたいっすね
キャンプ場の設備
かぶとの森テラスは設備がきれいで充実したキャンプ場でした。
設備関係は基本的に受付棟か芝生フリーサイトの周辺に集中しています。
駐車場
オートサイト以外の駐車場は「チェックイン駐車場」「芝生フリーサイトの駐車場」「林間サイト専用駐車場」「追加車両(&野営サイト)駐車場」の4箇所。
どのサイトを利用するかで駐車場の場所が変わるみたいです。
チェックイン駐車場
受付棟のすぐ目の前にある駐車場です。
キャンプ場に到着したらここに車を停めてチェックインの受付けをすませましょう。
芝生フリーサイトの駐車場
芝生フリーサイト利用者専用の駐車場です。
芝生フリーサイトは車の乗り入れができませんが、サイトの目の前が駐車場なので、テントを張る場所によっては、ほぼオートサイトと同じ感覚でキャンプをすることができます。
芝生のフリーサイトまでの道がかなり狭いため、対向車が来たら延々とバックをしないといけないことも。
あまり大きい車だと通行が困難です。
林間サイト専用駐車場
林間サイト利用者専用の駐車場です。
サイトまで少し距離がありますが、林間サイト利用者は、サイト内の荷下ろし専用スペースに車を着けて荷物の積み下ろしをすることができます。
追加車両&野営サイト用駐車場
受付から道路を挟んだ向かい側にある駐車場です。
複数台でサイトを利用する際や、野営サイトの利用者はこちらの駐車場に車を停めるみたいです。
駐車場から野営サイトまでは約200m、キャンプの荷物を持って歩くと約4分くらいかかるらしいです。
キャンプ場の入り口のところに管理棟があります。
(大きな建物です)
稼働しているのは9時から18時までとのこと。
薪を始め、食べ物、飲み物からオシャレ雑貨まで売っていて、キャンプ場の
売店にしてはかなり品揃えが充実しています。
ゴミステーション
管理棟の裏側にゴミステーションがあります。
ゴミは捨てて帰ることができますが、ゴミを入れるビニール袋(透明)は持参する必要があります。
ソロキャンでは格安ゆえにゴミは持ち帰りのキャンプ場に行くことが多いので、ゴミを捨てて帰れるのは非常にありがたいっす。
設備棟
炊事場、炭捨て場、シャワー、トイレ、ランドリー、
自動販売機などの設備は1箇所に固まっています。
シャワーの利用は予約制、1グループ30分770円とのこと。
車で10分のところに温泉もあります。近ぇ。
炊事場の流しは、なんとお湯が使えます。
洗い物をするときに非常にありがたいですね。あと、冬場。
設備棟が一番近いサイトは芝生フリーサイトと電源内オートサイト。
一番遠いのは林間サイトや野営サイトです。
今回利用した芝生フリーサイトのすぐとなりが設備棟だったので、なんの不自由も感じませんでした。
森の遊び場
林間サイトとコテージの間の森の中に「森の遊び場」があります。
うちの子はトランポリンで大喜びで遊んでいました。
川
設備では無いですが、かぶとの森テラスの大きな特徴がきれいな小川。
利用したときは時期的に(8月)大人気で、たくさんの子供達が遊んでいました。
全体的に浅いので、泳いだり釣りをしたりするのには向きませんが、網で魚や
カニを掬ってあそぶことができます。
場所によっては流れが速くて深くなっているところがあるので、念のためにお子さん用のライフジャケットがあったほうが安心かもしれませんね。
充実のレンタル品
かぶとの森テラスを利用したとき、料理に使う燃焼器具一式を家に忘れてきたので焚き火台を借りたのですが、HPをみてみると、どうやらレンタル品がかなり充実しいているキャンプ場みたいです。
テントのレンタルだけでも、
モンベルのドームテント、コールマンの2ルーム、テンマクデザインワンポールテントから軍幕まで、多収多様なアイテムが勢ぞろいしています。
ダッチオーブンや燻製鍋のレンタルや、薪ストーブのレンタルまであるので、レンタル品だけで色々のスタイルのキャンプを楽しむことができそうです。
なんせレンタル用品の種類が豊富です。
これだけレンタルが充実していると、道具を持っていない初心者キャンパーさんにおすすめなのはもちろんですが、「軍幕って気になってるけど、実際の使い心地はどうなんだろう?」といったような、気になっているアイテムを試してみるためにレンタルする、っていう使い方も面白そうです。
薪ストーブ使ってみたい!
ここでは書ききれないぐらいに種類が豊富なので、詳しくはホームページをチェックしてみてください。
その他色々なサービスがあります
その他、ホームページには載っていないようなのですが、天気が悪い日にテントやタープを乾燥してくれるサービス(乾いたテントやタープは後日キャンプ場に取りに行くか、着払いの宅急便で届けてもらう
からしいです)やピザづくり教室、初心者さんを対象にした母子キャンプ教室や登山イベントまで、ものすごくたくさんのサービスやイベントをやっているみたいです。
まとめ
というわで、かぶとの森テラスについてご紹介させていただきました。
コテージから林間ソロ専用サイトまでたくさんの種類のサイトがそろっていて、ファミリーキャンプからブッシュクラフトチックなソロキャンプまで、幅広いキャンプスタイルに対応できるキャンプ場でした。
実際に利用してみたところ、アクセスは良いし、設備はきれいでしたし、清流での水遊びができて息子も喜んでいましたし、またリピートしたいと思います。