
今年の夏は(というか、今年の夏も)暑すぎて日中は釣りに行っていなかったのですが、暑さのピークが過ぎた9月中旬、地元ウェーディングに行ってきました。
久しぶりのウェーディングだったので、きちんとルアーを準備して、朝マヅメにばっちり間に合うようにアラームを3個セット。
気合充分です!
そしてむかえた当日…
- 起きれるわけがない
- 水は透けてもエイは健在
- ベイトはいるぞ
- DETA!!
- 移動して二枚目
- 釣り仲間をガイドしてウェーディング
- ポイントをご案内
- トップでDETA!!
- マニックフィッシュでDETA!!
- 今回の使用タックル ルナミス100ML
- まとめ
起きれるわけがない
9時起床。
あたりまえのように寝坊w
もう何度目かわからない寝坊なので、もはや慌てません。
昼間にガツッと潮位が下がるタイドグラフだったので、いっそのこと、ゆっくりしてか出かけることにしました。
水は透けてもエイは健在
気を取り直してウェーダーで入水。
少し前まで、膝上までしか浸かっていないのに足の甲が見えないほどのド茶濁りだった夏の水とはうってかわって、かなりクリアめな水質になりました。

なのに、足元の砂の中から飛び出して逃げ去っていく座布団サイズのアカエイさんはご健在。
秋になるとアカエイは沖の深場に落ちて行くのですが、これくらいの時期だとまだすれ違うことがあるんですよね…
怖いから、早く沖に帰ってほしい…
ベイトはいるぞ
開始早々のアカエイとのニアミスで出鼻がくじかれましたが、めげずにポイントを目指し、慎重に水中を移動していきます。
今年は暑い時期が本当に長かったですが、ようやく茹だるような高水温が一段落して水の中はひんやりしてきていました。
少し大きくなったイナッコ(かな?)が浅場に群れて固まっています。

そこに突然矢のような速度で突っ込んで、イナッコを捕食していくフィッシュイーター。
泳ぐスピードがむちゃくちゃに早いので、多分小型の青物かいいサイズのサバかな?
なんにせよ、灼熱の死の海から一転、生命感が戻ってきて期待が持てる展開です。
DETA!!
アカエイに怯えながら、なんとかポイントに到着。
チヌが居着いていそうな場所を目掛けて、昨年買ってからロクに投げてなかったラフトリック90Fをキャストします。
ラフトリック以前のチヌのトップ用のルアーといえば小型のものが大半でしたが、ラフトリックは90mmかつラトル入り(70mmの小型サイズも、あとから発売されています)
重量も13.5gありますんで、キャストすると気持ちよくかっ飛んでいきます。
また、適度にボリュームがあるので、少々風があろうが水面が荒れていようが十分なアピール力があるのが広いフィールドを手早くサーチしたいときには非常に頼もしいです。
さすが大河川淀川生まれのルアーなだけはありますね。
そして、なるべく同じトレースコースを引いてこないように意識しながらラフトリックを投げること数投目。
ドッグウェークするラフトリック後ろの水面がモコモコしだしたかと思ったら「ガボッ!」

いいサイズ!
トップで水面炸裂の爽快感は格別です。
これはトップにドハマリする人がいるのも頷ける。
同じトップゲームでも、青物は遊泳スピードが速いので前触れもなくルアーに襲いかかってくることが多いように思います。
一方、チヌはそこまで泳ぐのが早くないので、ルアーの後ろをルアーと同じような速度で追いかけてきます。
なので、途中でルアーを見切って反転していく様子や、ルアーに食いついてくるも誤爆する様子がよく見える。
トップゲームでありながら「食いそうで食わないもどかしさ」が、「アタリがあってもなかなか針掛かりしない」カワハギ釣りのイライラ感に通じるもどかしさがあるんですよね。
それゆえに、豪快に水面が炸裂したときのカタルシスは半端なく、アドレナリンが噴出しますね。
移動して二枚目
潮位が高くなり、立ち位置が厳しくなってきたのでポイントを浅場に移動します。
先ほどのポイントのほうが明らかにチヌの魚影が濃かったですが、こっちの立ち位置も負けず劣らずのポイント。
細かく移動しながら広範囲に探っていき、しばらくしたところで「ボフッ」っと。

今度のチヌは先ほどより二回りほどサイズダウン。
それでもトップで出てくれると、サイズに関係なく十二分に興奮します。
2匹目を釣ったところで潮位が上がってきて、浅場の立ち位置でもだいぶ厳しくなってきたので今回はこの辺にして納竿することに。
潮位的にウェーディングで釣りができる時間は短かったですが、トップ初心者にしてはかなり満足できる釣果でした。
釣り仲間をガイドしてウェーディング
地元の釣りグループの方から、僕がよく釣りに行っているポイントに行ってみたいとリクエストを頂いていて、仕事が休みのタイミングを合わせてくれたのでご案内することに。
僕に合わせて、わざわざ平日に休みをとってくれたとのこと
当日はお互い子供が小学校に行ったのを見届けたあと、ゆるく現地で集合して釣りスタート。
お昼間のまったりガイドウェーディングです。
ポイントをご案内
本命ポイントに行くには少し水位が高かったので、下げが効いていい感じの潮位になるまで、岸際の浸かりポイントで軽くウォームアップをすることに。
とりあえずテキトーに投げてみた一投目の鉄板バイブに早速ヒットしてきたのは…

湾奥のポイントにしては、かなり立派なサイズのサバ。
たくさんベイトを食べているようで、身がブリンブリンに詰まっています。
うまそう…
今回は、あいにくクーラーボックスを持ってきていないので泣く泣くリリース。
そうこうしているうちに潮位がちょうど良くなってきたために、本命ポイントへの移動を開始します。
トップでDETA!!
とにかくアカエイが多いホームポイントのウェーディング。
体感的にアカエイとむちゃくちゃ遭遇するのは初夏ぐらいから秋口までで、秋が深まってくるんだんだん遭遇しなくなってくる印象なんですが、ときどきしつこく浅場に居残っといる個体がいます。
今回もポイント目指して歩いていると、ときどき「バッ」と進行方向の地面から砂煙が舞い上がってヒヤッとします。
アクティブエイガードしっかり効いているみたいで、こちらが接近し切る前に逃げてくれていますが油断は禁物。
慎重に歩を進めて、なんとかポイントに到着。
初夏に比べてかなり透明度が回復したので水中がよく見えます。
先ほどのポイントと比べて明らかにたくさんのチヌがウヨウヨ。
数匹〜十数匹程度の群れを作って障害物まわりをノーテンキに泳いでいます。
こちらの姿を見ると逃げてしまうので、チヌからこっちが見えないように気をつけながら群れの近くにラフトリックを投げ込んでみると反応は良好。
真っ昼間にもかかわらず、何匹かはチェイスしてきます。
僕が夢中になって見えチヌと戯れていると、少し離れたところでキャストしていた同行者のルアーにヒット。
しかし、これはあえなくラインブレイク。
ヒットルアーはガボッツ65(良いルアーですよね)。
これ、僕もまったく同じポイントで切られたことがありますw
ここは本当に根が荒いんで初見殺しもいいところなんですよね。実におしい!
マニックフィッシュでDETA!!
同行者のおしいバラシのあとは、ふたたび少し離れてラフトリックをキャストしていきます。
チヌの活性自体は高そうだし、チェイスはあるけど食ってこないな…
と、自分の釣りに夢中になっていたのですが、ふと振り返ると同行者の竿が大きく曲がっているではありませんか。
しばらくのファイトの後、あがってきたのは超良型のクロダイ!!

すごい立派なサイズです。
先程のラインブレイクで、本日唯一持ってきたトップのガボッツをなくしたはずだったんで、どうやって釣ったのかた聞いたところ
「マニックフィッシュのトップアクションで釣った」
とのこと。
マニックフィッシュはノーマルのマニックと違って、ややボディが太い分水絡みが良くて、トゥイッチを入れながら表層を巻いてくると非常に良いトップルアー的なアクションをします。
しかし、本来はあくまでシンキングペンシル。
当然ながら、ゆっくりとしたアクションでは沈んでしまいます。
トップ的に使おうと思うと、必然的に早めのアクションを入れる必要があるんですよね。
この巻きの速さがチヌには向いていないと思っていたのですが、いや、お見事なナイスサイズです。
一方、自分はというと…

サバのみw
とはいえ、サイズは良かったので釣っていて楽しかったです。
本当にクーラーボックスを持っていけばよかったっす。
今回の使用タックル ルナミス100ML
チヌトップが記事のメインになっていますが、今回の釣行はシーバスでもチヌでも、釣れる方を狙おうという釣行だったので、いつものベイトチニングのロッドではなくシマノのルナミス100MLを使用しました。

ルナミス100mlは、10フィートのマルチルアーロッドながらに自重が134gと超絶軽量。
対応するルアーも、メタルジグは32gまでキャストできて、適合プラグウェイトは6~25gと、シャロー小型ルアーを多用する自分にとってはちょうどよいスペックなんですよね。
シャキッとしているので、チニングにも使いやすいです。
さすが大手釣具メーカーのシマノさんが作っているハイスペック汎用ルアーロッドなだけあって、感度が高い上に、魚がかかるとしっかり曲がるし、ルアーのキャストととても快適。
非常に総合力が高く、クセが無くて非常に扱いやすいロッドです。
ウェーディングでの使用感
10フィートのロングロッドをウェーディングで使用すると魚の取り込みに若干の難があるのですが、慣れてしまえばどうとでもなるかな、というのが今の感想。
エキスパートの村岡昌憲さんみたいに「指ドラグで調整しながらめちゃくちゃ竿を立てる」はロッドを折っちゃいそうで怖くてできないのですが
・シャフトが長めのウェーディング用ランディングネットを使用する(もとから好きで長めのシャフトを使用していたのですが。笑)
・竿を立てるのではなく腕を背中側に引いて魚を寄せる。
の2点を意識しておけば、魚のとりこみ時もやばい角度まで竿を曲げこまなくてすむので、いまのところなんとかなっています。
今は取り込みの難易度が上がるデメリットよりも、飛距離がチャンスに直結するオープンシャローで「軽量小型ルアーをぶっ飛ばせる」という、真っ昼間釣行においてのメリットの大きさを実感しているので、昨年から愛用しています。
まとめ
年々夏が長くなって、釣りがしやすい秋のハイシーズンが短くなっているような印象を受けますが、今回2回の釣行はしっかりとトップでチヌを出せたので(一回は自分は釣れていませんがw)満足できる釣行になりました。
んで、チヌもいいけどシーバスはどうなのかというと…
ついさっき釣りに行ってきて、一匹バラしてきましたw
北風が強くてベイトが散ってしまったみたいでイマイチ「秋爆」という雰囲気でもありませんでしたが、今後は期待できそうでしたね。
引き続き、スキあらば釣査したいと思います。
ではまた!