どうもです。
そろそろ釣具屋さんのバチルアーコーナーが充実してくる季節になりましたね。
僕の地元では「バチルアー=マニック」っていうくらいにマニック1強感が漂っていて、バチルアーコーナーのデカさの割に、ルアーの品揃え的には微妙なんですよね。
一番近所の釣具屋さん「フィッシングマックス武庫川店」で、バチルアー売り場面積の1番を占めるのがマニック。
ついでニョロニョロ、メンボー(フィッシングマックスオリジナルルアー)、3番手にエンヴィーやコルセア65ってところでしょうか。
僕的にかなり信頼と実績がある極小系バチルアーが全然売っていません。
バチシーバスでは毎年かなりお世話になるキャロット72Sをロストしてしまってから補充していなかったので、バチパターンの準備のためにAmazonでポチりました。
キャロット72Sのスペック
72mm、4.4gのメバルルアーなみに小さいシンキングペンシルで、監修者は湾奥シーバスのカリスマ大野ゆうきさん。
独特な形状のメタルヘッドが非常に特徴的なルアーです。
潜航レンジは水面〜水面下10cm程度。
浮き上がりやすいシンキングペンシルなので、ルアーが着水後リトリーブを開始したら、すぐに水面付近まで浮上してくれます。
キャロット72Sのアクション
ゆっくり巻くとゆらゆらとテールを揺らすアクション、水面まで浮上させるとメタルヘッドの角の部分で水面を切り裂き、ちょうどバチが泳いでいるような細い引き波をだすことができます。
キャロット72Sの特徴
特筆すべきはヘッドの形状です。
ヘッド部分がプラスチックではなく、0.8mmの鉄板になっています。
この独特な形状を思いついたのがすげぇ。
この鉄板の角の部分が水面を切り裂くことで、バチそっくりの引き波を演出することができます。
また、普通のルアーのプラスチックのヘッドと違って、鉄板が水に食い込むことによって、若干ですが横風を受けたときに、ルアーが横滑りしにくい印象を受けます。
キャロット72Sの最大は、この特徴的なメタルヘッドであることは間違いないですが、同時にあまりにも見慣れない形状をしているので、敬遠される要因になっているのかもしれませんね。
(少なくとも、自分の周りにある実店舗で販売しているのを最近は見ないですし、以前もお店ではワゴンセール行きになっていたルアーでした)
ま、ともかく、メタルヘッドがいい仕事をしている面白いシンキングペンシルです。
アルデンテ70Sとの使い分け
キャロット72Sと同じく大野ゆうきさんが監修したほぼ同サイズのバチ用シンキングペンシルにアルデンテ70Sがあります。
アルデンテ70Sも超釣れるのに、地元の釣具屋で売って無いのよ…
アルデンテ70Sは、アルデンテ95Sをダウンサイジングしたモデルで、95Sよりも若干アクションが大きめ。
流れが弱い場所や近距離のバチ抜けに強いルアーになっています。
キャロット72Sと比較してみると、サイズもほぼ一緒の70mmクラス。ルアーウェイトも4g、レンジも表層~表層直下と、スペックだけみると非常に似通ったルアーなので、同じような使い方ができるのですが、微妙な性質の違いを使い分けることができると、もう1本釣果を伸ばすことができると思っています。
アクションが若干違う
キャロットがスローなスイングアクションなのに比べて、アルデンテはゆらぎながらロールするアクションをします。
どちらのアクションもよく釣れるのですが、使い分けることができれば、シーバスから違う反応を引き出すことができます。
引き波が違う
キャロットもアルデンテも、バチが泳ぐさまを模した引き波を演出することができるルアーですが、実は微妙に引き波の出方がことなります。
キャロットの方が「スー…」っと1本線のような引き波ができるのに対して、アルデンテはちょっとモコモコとした引き波ができます。
アクションと引き波の違いはスイム動画を見比べるとよく分かると思うので、↓にアルデンテ70sの動画も貼っておきます。
レンジが違う
両方とも水面~水面直下を攻略することができるルアーなのですが、実は若干レンジが異なります。
公式アナウンスでは、キャロットが水面から水面下10cm。
対してアルデンテ70Sは「0~1cm」
キャロットの方が、皮一枚レンジをいれることができるんですね。
この差が意外と大きくて、アルデンテとキャロットでは、シーバスの反応が変わることが以外に多かったりします。
キャロット72Sが活躍するシチュエーション
僕のメインフィールドが、湾奥の干潟や流れがそんなに速く無い河川や運河なので、どちらかというと長バチ系ではなくて、クルクルバチみたいな、小さくてしっかり泳ぐ系のバチを目にすることが多いです。
キャロット72Sも、コンパクトなボディをしているので、長いバチよりかは湾奥や港湾部によく発生するような、小さなバチが湧いているシチュエーションで強いです。
キャロット72Sがむちゃくちゃハマった場面を思い返してみると、ゴリゴリの湾奥の運河でボコボコにシーバスが反応したことが多かったので、しっかり流れがある大規模河川というよりかは、止水域よりで小さめのバチが多く湧いているポイントのほうがマッチしているかもしれませんね。
まとめ
数多くのバチルアーをプロデュースされている大野ゆうきさんの作品の中でも、ずば抜けて異質な見た目をしてるキャロット72S。
あくまで個人の感想ですが、僕の地元、阪神間では忘れられてるような気がします。笑
バチ用ルアーは数あれど、70mmサイズで4g台の超小型バチルアーの選択肢はそれほど多くはありません。
使うシチュエーションがマッチしたら、かなりの武器になるルアーですので、気になった方は今年のバチシーズンに取り入れてみてはいかがでしょうか?
ではまた!