前回の続きです。
自分、一時期、よく青物を狙いに武庫川一文字に通っていたんですが、初心者の人(でも、タックルはしっかりしたのを使っている)が、ラインブレイクするのを頻繁に目撃したんですね。
ラインブレイクって、小物じゃあんまりしない。
糸が切れるときって、だいたい大物がかかったとき。
ブリとか……。
悔しいですよね。
そんな悔しい思いをしないために、なぜ釣り糸は切れるのかを考えていきたいと思います。
PE直結で切れる
PEライン、海のルアーフィッシングだと定番のラインです。
エサ釣りなんかでよく使われるナイロンラインに比べると、同じ太さで約4倍の引っ張り強度があるという、超強いラインなのですが……
熱と摩擦にすごく弱いうえに、結び目の強度が極端に下るというデメリットがあります。
PEをルアーやスナップ、スプリットリングに直接結んでいる方を時々見ますが……
- 結び目が強度低下することにより、本来のラインの強度が出ない(それも、かなり強度低下する)
- 障害物に擦れたとき、また、障害物が無いところでも、魚の齒でキズがついて、簡単に切れる。
といった難点があるのでショックリーダーは必須です。
ダメ、直結!!
タチウオカッター&サワラカッター
タチウオやサワラなんかの歯がギンギンに鋭い牙族が、ルアーを咥えてきたとき、歯がラインに接触してスッパリやられるという現象が発生します。
対策としては
ワイヤーリーダーを入れる
↑こんなのね
という確実な方法もありますが、タチウオをメインで狙っているならつゆ知らず、青物メインだと、たまに被害を受ける程度。
メインがブリ族狙いのショアジギングで、ワイヤーリーダーを入れたら、ルアーの動きが悪くなりますからね……
他に対策としては、周りでタチウオが上がっている、朝マズメもまだ暗い時間帯は、なるべくラインを張った釣り方or表層を意識した釣り方をしてみるという方法があります。
具体的に言うと……
ラインを張る→ジグじゃなくて、テッパン系とかプラグを使う
ジグはシャクって落とすときにラインスラッグがでるからね
表層を釣る→トップウォーター系のプラグで狙ってみる。
トップは楽しいし、タチウオに切られる心配も少ないので、ある意味一石二鳥!笑
要は、なるべくラインをたるませないようにして、タチウオの牙にラインが触れる機会を減らそうという試みです。
ただ(ワイヤーリーダー含めですが)これらの方法は、あくまで被害が軽減する程度。
タチウオも、ガチで活性が高いときはジャンプして獲物に襲いかかりますからね
あと……。
サゴシ(サワラ)には効果が無いことが多いのでご注意を。
アイツら、活性がスーパーハイテンションだと、PEライン(がカラフルだから、バイトマーカーになるみたいで)にバイトしてくるのでお手上げです。
しかも、(スタミナ無いくせに)獲物を追いかけるスピード&獰猛さはかなりのモノなので、洒落にならんときは、なんの感触も無くラインを切られている
またつまらぬものを切ってしまった……