第1回
第2回
前回の続きです。
PEとリーダーの結束はうまくいっていたのに、今度はリーダーで切れる。
その原因とは……
リーダーに傷が入っていた
前回の牙族の歯で切れるのと似たような現象です。
フロロならまだマシなんですが、ナイロンラインも(PEほどでは無いのですが)ラインに傷が入っていると、そこから切れてしまうことがままあります。
ラインの太さや、ラインの特性(フロロorナイロンっ)で程度の差はあれど、ラインに傷が入っていると、かなり強度が低下します。
では、どんな時にリーダーに傷が入るのでしょうか?
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魚がヒットしてファイトしたあと
牙族ほど鋭くはなくても、魚には歯があります。
ファイトしている最中に、魚の歯に擦れて、ラインに傷が入っている可能性があります。
根がかりを外したあと
根がかりをしたときに、障害物に擦れて、リーダーに傷が入っているかもしれません。
要注意。
ジグがエビったあと
1回や2回では大丈夫なんですが……
特にリアフックがトレブルフックになっているジグを使っていてエビらせるのを繰り返してしまったあとなんかは要注意。
ラインがフックを拾ったせいで、ラインに傷が入っている可能性があります。
リーダーが劣化している
リーダーとして使われているラインは主に2種類。
フロロとナイロン。
それぞれ長所、短所があって、一概にどっちが良いと言いにくいんですが、特にナイロンラインを使用している人は要注意なんですが、ナイロンラインは吸水劣化します。
つまり、今日の釣行が終わって、リールを洗って、次の釣行時にリーダーを交換せずに釣りをする、ということをすると、見た目には傷が入っていないリーダーでも、本来の強度より低下しているということがあり得るんですね。
まぁ、ナイロンに関しても、フロロ関しても、本来のライン強度を保つために適度にリーダーは交換するのがよいかと思います。
スナップ&スプリットリングとの結束で切れる
要は結束強度不足。
使用しているノットの強度が不足しているのです。
なので……
結び方の練習をしましょう
とだけ言うと身も蓋もないので……
ダブルライン系のノットを使ってみましょう。
ダブルラインっていうのは、スナップとかスプリットリングとかにラインを2重で通す結び方のことね(そのまんまじゃねーか)
代表的なのはパロマーノット
シンプルにして最強という呼び名の高いノットですね。
きちんと結べていないと強度が落ちるという難点アリ。
他に最強と名高い結び方にイモムシノットなんかもあります。
同じ動作の繰り返しなので、結束手順が覚えやすい上、結束強度が安定しやすいという特徴があります。
あと、パロマーノットは結ぶ対象の形状を選ぶのに対し(また別記事で書きますね)、イモムシノットは結束対象を選ばないという特徴があります。
難点は、結び目が大きいために、軽いルアーとの相性が悪い(ルアーの動きが阻害される)のと、結束に時間がかかること。
ライトじゃないショアジギングや、プラッキングで使用するにはおすすめできるノットです。
ダブルライン系で自分も愛用していておすすめできるのは漁師結びです。<
強度が十分な上に、大体どんな太さのラインでも結ぶことができて(細いラインor太いラインだと結びにくい結び方がある)かつ、ルアーの動きを殺さない。
余談ですが、漁師結びってむっちゃ種類ありますよね。
手順が簡単で、強度がある結び方って、なんでもかんでも「漁師結び」って名前がついている気がする……
ま、それは置いといて。
こまめにリーダーをチェックしよう
毎投ごとにまじまじとリーダーを点検せよ。
とは言いませんが、前述したように、
根がかりした~
とか
やった~!釣れた~!
のあとは、リーダーをチェックする癖をつけたら良いかと思います。
まじまじと目視しなくても、リーダーをつまんで、上から下まで指を滑らしてみたら、傷があったらわかりますので。
このとき、リーダーだけじゃなくて、スナップ結束、リーダーとPEの結束部分、あと、リーダーから上のPE本線数十センチ分ぐらいは一緒に点検してみましょう。
一瞬ですから。笑
んで、ラインがザラついていたら、迷わず交換。
再結束めんどいし、時合い中で時間がもったいなし、大した傷じゃないから平気だろ
で、続行するのはやめましょう。
たとえ、ヒットまで持ち込んでも傷が入ったラインじゃ安心してファイトできないし、
そんなときに限って大物がヒットして、なすすべなくぶっちぎられて絶望する
っていう、マーフィーの罠が見え隠れしていますからね。
まとめ
ラインも結びもフレッシュさが大事!
ラインはこまめに点検すべし!
一期一会のいい魚がかかったときに、後悔しないためにもね!
ま、偉そうなこと言ってるけど、自分もよく千切られるんですけどね!笑
以上!
to be continued……