キャンプ界隈で、ここ最近ソロキャンプ用のLEDランタンとして非常に人気が高いのがゴールゼロのマイクロフラッシュ
USB充電式のランタンで、非常にコンパクトながらソロキャンプ用としては必要十分な光量があり、かつ懐中電灯にもなるスグレモノです。
近年、ゴールゼロがあまりに人気になったために、雨後のタケノコの如く次々とパクリ…もといオマージュ品が発売されていっています。
それらオマージュ品の中で圧倒的人気を誇るのが、キャンパー界隈では「スームゼロ」とまで言われているスームルームのLEDランタン。
ほぼゴールゼロと同じ性能を有していて(なんなら、ゴールゼロよりちょっと明るいらしいw)価格が半額近いというぶっこわれスペックのLEDランタンです。
唯一の難点があるとすれば、スームゼロも人気が出すぎて、定期的に在庫が枯渇してしまうことですかね。
と、いうわけで、第二のスームゼロを開拓すべく、Amazonで素性の知れない怪しいゴールゼロ型LEDランタンをポチってみました。
開封するまで戦々恐々としていたのですが、触った感じ、覚悟していたよりもかなり良い商品がとどいたのでレビューしてみたいと思います。
※2月中旬現在、Amazonを覗いてみたら販売再開していました。もうちょい待てばよかったですw
- まずはゴールゼロ型LEDランタンを通販で購入するときの注意点
- 今回ポチったゴールゼロタイプのLEDランタン
- スペックの解説
- 充実の付属アイテム
- コンパクトLEDランタンの使い道
- 気になったところ
- まとめ
まずはゴールゼロ型LEDランタンを通販で購入するときの注意点
まずはコレを覚悟しておかないといけないのですが、サイトに表記されているスペックがデタラメなことがよくあるらしいこと。
レビューを読み込んで見るとよく書かれているんですが、
曰く「明るさの数値が記載されていたが、どう考えても暗すぎる」
曰く「照度計で測ってみたが、サイトに記載されている明るさ表記と全然違った」
などの恐ろしい文言がズラッとならんでいますw
ゴールゼロがあまりにも有名になり、オマージュ品が大量に出回った結果、少しでも自社商品を売ろうとサイト表記上のスペックを詐称しているところが多いみたいですね。おそろしい
ランタンの見た目とサイト表記上のスペックが同じだからといって、かならずしも同様の性能を有しているわけではないようです。
2023年2月現在、激安メーカーながらどのアイテムも品質に定評があるスームルームのスームゼロならばいざ知らず、未知のメーカー製のゴールゼロ模倣品に手を出すならば、ある程度の覚悟は必要ということですね。
もし、パクリ系コンパクトLEDランタンに手を出すのならば、十分にお気をつけください。
今回ポチったゴールゼロタイプのLEDランタン
と、いうわけで、コンパクトLEDランタン難民のみなさまを導くための尊い人柱になるべく、今回ワタクシがAmazonでポチった得体のしれないコンパクトLEDランタンがコチラ。
「LEDキャンプランタン」
もはや、商品名すらよくわかりません。
現在お値段2989円。
驚異の85%オフとなっている上に、更にそこから250円オフのクーポンが発行されています。
オマエ、売上を伸ばすため割引サギで一生85%オフになってるんじゃねぇの?
っていうツッコミは一旦置いておいてくださいw
スペックの解説
さっそく、ところどころ文法があやしい(笑)パッケージを参照にしながらスペックの解説をしていきたいと思います。
明るさ
180ルーメンからマックス370ルーメンらしいです。
ぼくは照度計を持っていないので、実際にはかることはできませんが、手持ちの懐中電灯と比較したら、あながち間違いでもないのかな、ていう感じでした。
懐中電灯モード、ランタンモードともに、無段階の調光機能がついているので、明るさの調節が可能です。
IP45の防水防塵性能
防水防塵性能はIP45クラスとのこと。
IP45だと規格的に「いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない」となっているので、雨程度じゃびくともしないってことになりますね。
メーカー保証つき
Amazonに記載されている説明には
「ご購入日から365日以内に保証が提供され、製品に品質上の問題があった場合、無料で交換のアフターサービスを提供します。」
とありました。
激安系ランタンですが、初期不良があった場合はしっかり対応知てくれるみたいです。
3種類の点灯モード
このランタンには3つの点灯モードがあります。
それぞれ短い間隔で連続してボタンを押すことで、点灯モードが切り替わっていきます。
どのモードで点灯中のときでも、少し時間を置いてから再びボタンを押すと消灯します。
懐中電灯モード
ボタンを1回だけ押すと懐中電灯モード。昼白色のよくあるLED懐中電灯みたいな光です。
なかなか明るいです。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、同サイズで明るさをウリにしている懐中電灯程度の照度があります。
これだけ明るければ必要十分ですね。
ランタンモード
ボタンを2回連続で押すと、ランタンモードになります。
照明の色は電球色。キャンプで使うには落ち着いていて良い色味ですね。
さすがに家の照明には劣りますが、明るさMAX出力の状態で6畳程度の部屋なら端から端まで照らせるぐらいの明るさがあります。
ソロキャンなら十分過ぎますし、なんなら調光機能を使って、少し照度を落とさないと眩しすぎるくらいかもしれません。
MAX出力の状態で、連続点灯7時間らしいです。
1泊キャンプなら余裕ですね。
SOSモード
ボタンを3回連続で押すと、SOSモードになります。
緊急車両の警告灯みたいに爆光の赤色ランプが高速で点滅して、目がやられますw
かなり目立つので緊急時には使えそうですが、緊急時ってなんだ?
このランタンを持って遭難してしまったときには試してみることにします。
調光機能
明るさ調節機能がついています。
これは地味にうれしいですね。
ライト点灯時にボタンを長押しすることで、無段階で明るさを調節することができます。
思いっきり暗くすると、コンパクトなガスランタンぐらいの照度になりますね。
しっとり焚き火を楽しみたいときや、就寝前のテントで使うにはこれぐらいの明るさがいいかもしれません。
もちろん、暗くするとバッテリーの持ちがよくなります。
ランタンからの逆充電も可能
ランタンから逆にスマホなどを充電することも可能みたいです。
ただし、本体がコンパクトなので、そこまでのバッテリー容量はのぞめなさそうです。
この機能は、あくまで緊急用として考えていたほうがよさそうですね。
充実の付属アイテム
このランタン、「スームゼロ」なみのお値段ながら、あれやこれやと付属品がセットでついてきます。
充電用のケーブル
短いタイプCのケーブルがついています。
ちなみに本家ゴールゼロは、ランタン本体にタイプAの差込口がついているので、ケーブルナシで充電が可能みたいです。
ランタンの見た目はそっくりですが、充電システムは本家と決定的に違いますね。
たしか、「スームゼロ」も充電はタイプCケーブルだったと思います。
とはいえ、タイプCのケーブル充電のほうが汎用性が高いので、むしろ本家の「直接ぶっ刺し方式」より、こっちのほうが使いやすそうです。
ネジ穴つき磁石アタッチメント
ランタンの底部に取り付けらるネジ穴つきの磁石アタッチメント。
取り付け方法は、カチっと音がするまではめ込むだけ。
結構しっかりしていて、取り外そうとしない限りは勝手に外れてしまうことはなさそうです。
暗いときに荷物を出そうとするときなんかに、車のトランクの扉に引っ付けて作業できるので、コレは便利ですね。
アタッチメントにはネジ穴がついているので、お手持ちのカメラの三脚や、このランタンに付属してくる三脚に取り付けて使うことができます。
ランタンポールを持っていなくても、テーブルの上に置くことでちょっと高さをかせいで照明が届く範囲を広くすることができますね。
このテーブル置きの使い方は便利そう。
比較的小さいテーブルなら、端まで光がとどきます。
ソロキャンプだけではなくて、でっかいテーブルを持っていくファミリーキャンプでのテーブルお気のサブランタンとしても活躍しそうです。
三脚
先程書いてしまいましたが、なんの趣も無いシルバーカラーでシンプルな三脚がついてきます。
ランタンの脚として使いますが、べつにカメラ用三脚としても使えそうですね。
というか、この三脚自体、激安カメラ用三脚の流用品のような気がします。笑
ランタンシェード
ランタンシャードまで付属していますが、なぜか黒色の樹脂製。
アタッチメントのランタンシェードって、普通は取り付けることに光を反射して、ランタンの光量を増やしてくれるアイテムなんですが…
ランタンシェード取付け時
ランタンシェード取り外し時
照度、照射面積ともに、ぶっちゃけ何もかわりませんw
そりゃあ、光を反射しない樹脂素材を光を吸収する黒色で塗ってしまったら、ランタンシェード本来の役割なんて果たせないわな、と。笑
まあ、光量的には意味はないかもしれませんが、なんとなくかっこよくはなります。笑
ちなみに、試していないので保証はできないんですが、このランタン、見た目がまんま「ゴールゼロ」をパクったアイテムなので、こういったゴールゼロ用のちゃんと光を増幅するランタンシェードも使えそうですね。
コンパクトLEDランタンの使い道
コンパクトなLEDランタンは、いろいろなアウトドアシーンで活躍するアイテムなので「こんな使い方をしたら便利かもよ」っていう例を上げていきますね。
軽量コンパクトなソロキャンプ用として
本来の使い方ですね。
雰囲気重視のオイルランタンは持っていくにしても、明るさが実用的なLEDランタンは外せないですよね。
でも、あまり荷物は増やしたくない。
そんなときに便利なのが、こういったコンパクトなLEDランタン。
小さめの懐中電灯ぐらいの大きさしかないので、ザックの容量を圧迫しません。
さらに、モード切り替えで、ランタンにも懐中電灯にもなるのがさらに嬉しいところ。
なるべく「兼用」できるアイテムを選ぶことが、荷物をコンパクトにする第一歩ですからね。
ファミリーキャンプ用のサブ照明として
すでにファミリーキャンプ用の明るいランタンをお持ちの方でも、サブのランタンとして便利そうです。
テントの中に常時ぶら下げておけば、テントに荷物をとりにはいるときにも便利そう。
暗いキャンプ場なら、テントの周りなんかの移動の導線に置いておくのにもよさそうですよね。
トイレや洗い物に行くときにもは、懐中電灯にもなるので便利です。
メインランタンとして使うにはちょっと暗かったとしても、サブの照明器具として結構優秀ですよね。
何個か持っていってもかさばりませんしね。
気になったところ
明るさ、使い勝手、コンパクトさは今のところ十分に合格だと思いますが、気になったところが2点あります。
ランタン上部の青色電池残量表示灯
気になったところ1つ目は、照明が点灯中ライト上部にある青色の充電残量表示灯が点灯しっぱなしになるところ。
そこまで眩しくはないので、そんなに目障りではないと思うのですが、この青色が気になる人はいるんじゃないでしょうか?
ちなみに、こうして吊るして使っていたら、自分からは見えませんので、それほど気にすることではないのかもしれませんが。
脆そうなキャップ
2つ目は、USB差込口のゴムキャップがなんとも脆そうなところ。
いまのところ問題はありませんが、キャップを開ける際にあまり強く引っ張りすぎると千切れそうな感じが…
まだ、使用歴は浅いので、使い込んでみないとなんとも言えないんですけどね。
触った感じ、頑丈ではないですね。
まとめ
まだキャンプに実戦投入してはいないものの、実際に触ってみたら結構良さそうなコンパクトLEDランタンでした。
ソロキャンプではもちろん活躍しそうですが、ファミリーキャンプや夜釣り、車に常備しておく作業灯としても優秀そうです。
「ゴールゼロのオマージュのスームゼロのパ◯リ品」としては、かなり優秀なんじゃないでしょうか?笑
ゴールゼロより安いソロ用LEDランタンが欲しいのなら、信頼と実績から一番のおすすめは「スームゼロ」ですが、人気がありすぎるのでタイミングによっては品薄で購入できないのが唯一の難点。
なので「スームゼロの次点」として、今回のLEDランタンをおすすめさせていただきます。
キャンプ以外のときは、押し入れを改造したぼくの趣味エリア用の照明器具として活躍してもらってます。
耐久面についてはまだわからないので、今後使い込んでレビューしていきたいと思います。
ではまた!