先日、居組(いぐみ)の海に遊びにいったときに、シュノーケリングをより楽しむ「見釣り」をやってきました。
(シュノーケリングフィッシングともいうみたいですね)
専用の道具も安価で購入できるし、かなり手軽に遊ぶことができる。
なによりかなり楽しかったのでご紹介したいと思います。
見釣り(シュノーケリングフィッシング)とは
シュノーケリングしながら釣りをするのがシュノーケリングフィッシング。通称「見釣り」です。
どういうことかというと、
こういうことです。
まんまですね。笑
絵がテキトーで失礼!笑
見釣りの竿
今回使用してきたロッドがこちら。
なかなかのネーミングセンスですね。笑
竿は錆びるところがないように、オールプラスチック製です。
全長は40cm、一応2ピースロッドです。
ガイドは根本と竿先の2点のみ。
竿と一体になった専用リールは、握るとちょうど親指のところにくるストッパーがついていて、普段はロックされている状態。
ストッパーを押している間は、正転・逆転ともに回転がフリーになります。
ギアもなんも入ってません。リールと言うより、ただの糸巻きです。
ギア比1:1。
どシンプル!笑
大物がかかったら、かなりスリリングでしょうね。笑
見釣りのここが楽しい!
素潜りでのモリを使った魚突きは、ある程度の泳ぎの技術が必要になってきます。
それも、潜水の技術だったり、フィン(足ひれ)を使って泳ぐ技術だったり。
プールでの水泳とも、またちょっと違う技術かな、と思いますね。
慣れてしまえばどうということは無いのですが、いきなりチャレンジしようと思うと、ちょっとハードルが高い。
魚を突く前に練習が練習したほうがいいっす。
その点、シュノーケルフィッシングなら潜らなくてもOK。
なんなら、箱メガネと浮き輪があれば、ぷかぷか水に浮かびながら遊ぶこともできますからね。
↑こんな箱メガネがセットできる浮き輪とか
↑箱メガネとか
手軽に「とったど~」体験を味わうことができます。
ただ、足が届かない水深の場所には行くことになるので、ライフジャケットを着用したり、小さな子供にはかならず大人が付きそうなどの安全対策はお忘れなく!
見釣りの欠点
欠点と言うのが正しいのかわかりませんが、水がキレイじゃないと楽しさが半減以下です。
水底の魚が居るポイントまで仕掛けを沈めて、魚が食いつくのを見て楽しむのが見釣りの醍醐味。
透明度がイマイチで、沈めた仕掛けが見えない=魚が食いつく瞬間が見えないのなら、ただの釣りと一緒です。
魚が食いつくところが見えないのなら、わざわざ泳ぎながら釣らんでも…
っていうお話です。笑
水がキレイなフィールドで楽しみましょう。
ぼくがよく行っている居組県民サンビーチは水がとてもキレイで、波も穏やかな日が多いのでオススメです。
見釣りに適したフィールド
見釣りはどんなポイントで楽しむことができるのかを解説していきたいと思います。
水がきれいな場所
さっきもちょっと触れましたが、見釣りをするなら水の透明度は超大事。
できれば水がきれいな場所で遊んでほしいですね。
こんなふうに、透明度が高くて魚がはっきり見える場所のほうが、見釣りをしていて楽しいのでおすすめっす。
ちょっとした磯場や障害物がある場所がオススメ
砂浜だけのポイントじゃなくて、ちょっとした磯場や海藻なんかがあるポイントがオススメです。
↑こんなカンジの場所ね。
なぜかと言うと、魚の居る場所が絞り込みやすくて、生息する魚の種類も多いから。
砂浜にもキスやマゴチはいるんですが、動きが速くて狙いにくかったり、半分砂に潜ってカモフラージュしていて見つけるのが難しかったり。
あとは障害物に乏しいので、純粋に魚の居場所がわかりにくい。
砂浜だと「カケアガリ」とかいって、水深が微妙に変化する場所に魚が溜まったりするのですが、泳ぎながらだと微妙な水深の変化なんかわかんないですw
やっぱり、ちょっとした磯場や海藻が生えている場所、水中に岩がゴロゴロしていたりするポイントが、魚種も豊富ですし魚のストック量も多い。
↑こういった障害物まわりに魚は集まりますからね。
なにより魚の居場所を突き止めやすいのでオススメです。
あとは、磯場のほうが砂浜とは違い、波によって砂が舞い上がっていないので、水の中での視界が良いのもポイントですね。
※魚のストック量は多いですが、ガチで危ないのでテトラポッドには近づかないようにしましょう。
↑テトラ帯はまじで危ない(らしい)です
あまり流れが速くない場所
いくら魚影が濃いからと言って、ガンガン潮が流れる磯場はオススメしません。
↑激流ポイントは怖い
「水中の魚に集中していたら、気づかないうちに流されていた」
なんてことになったら、シャレにならないですからね。
最初は流れがゆるやかなポイントで遊ぶのが安全でおすすめですね。
↑こういう湾になった、流れや波を避けることができるポイントが安心だと思います。
見釣りの釣り方
まずは泳いで魚を探しましょう。
2~3センチの小魚だと釣り針にかからないので、ある程度の大きさの魚がターゲットです。
魚を見つけたら、あとは目の前に仕掛けを垂らすだけ。
もしも警戒して食いついて来ない場合は、ずっと同じ魚を狙うのではなくて、別の魚を狙ったほうがいいですね。
一度警戒した魚は、なかなかエサに食いついてこなくなりますからね。
手頃な魚が見当たらない場合は、岩の隙間や、障害物ギリギリに仕掛けを落とすといいです。
↑こんな岩とか海藻があったら最高ですね。
うまくいけば、岩の隙間に隠れていた魚が飛び出してエサに食らいついてきますよ。
見釣りのエサについて
エサ自体は通常の釣りと同じ物が使えるのですが、通常の釣りと違うのは泳ぎながら釣るということ。
「泳ぎながらエサをどうやって持ち運ぶの?」問題もありますし、エサを陸に置いておくにしても、今度は頻繁にエサを付け替えるのが非常に面倒なんですよね。
エサがなくなる度に泳いで戻らなけらばいけない。
というわけで、見釣りのエサ問題について書いていきたいと思います。
釣果重視なら虫エサがオススメ
パックに入ったオキアミも良く釣れる上に持ち運びが便利なんですが、針持ちが良くないので少し魚に突かれるとちぎれてしまうのが難点。
石ゴカイや青イソメなんかの虫エサが、比較的どの魚種でも狙えるうえによく釣れて、エサ持ちも良いのでおすすめ。
↑やはり虫エサは万能!
とはいえ、こと見釣りにおいては虫エサにもデメリットはあって……
虫エサのデメリット1
エサ屋(釣具屋)さんに行かなければ、虫エサは購入できない。
基本的に、釣具屋orエサ屋さんに行かなければ虫エサは買えません。
遊びに行く場所によっては、近くに釣具屋さんが無い場所もありますよね。
なので前日までにエサを買っておくなり、事前に釣具屋さんによってから海に行くなりのひと手間が必要になってきます。
虫エサのデメリット2
「見釣り中のエサの持ち運びってどうするの?」
っていう問題があります。
泳いでる最中の持ち運びと、水中でのエサ付けが難しい。
エサ箱やタッパーに入れて持ち運ぶにしても、水中で虫エサを針につけるのって、かなり難しいんですよね。
ぬれた虫エサって、超すべるんですよ。
じゃあ、陸においておけばいいやん
ていう話なんですが、エサがなくなるたびに陸まで泳いで戻るのって、ちょっと面倒ですよね。
で、虫エサのめんどうくささを解消してくれるのが、次に紹介する代替エサとルアー。
釣具屋さんでエサを買えないときの代替えエサ
エサ屋さんが近くにないときには、スーパーで売っているイカやエビや魚なんかの切り身が使えます。
コンビニで売っているイカの塩辛なんかもよさそうですね。
【熟成アクア・パワーイソメ】ルアーを併用する
リアルなエサ以外に重宝するのが、リアルな虫エサを模したソフトルアー。
虫エサ入手問題や水中エサ付け問題を解決するには、ソフトルアーを使うのが一番いいかもしれませんね。
とくに私が溺愛するエコギア熟成アクアやパワーイソメは、形が虫エサにそっくりなだけではなくて、味とニオイまでついているので、リアルな虫エサと同じように使うことができます。
好みの大きさにちぎって使ってもOK
見釣りでルアーを使うとなると、実際に生きているようにルアーを動かすのが難しいです。
虫エサと同じような使い方で動かさなくても釣れる熟成アクア&パワーイソメが一番オススメですね。
見釣りを快適に楽しむアイテム
ここからは、見釣りを快適に楽しむための仕掛けやアイテムについてご紹介していきたいと思います。
仕掛け
こういった2本とか、3本の多点針がついた、いわゆる「胴付き」と言われる仕掛けを使ったほうが、直接おもりの影響を受けることなく、エサ(やルアー)ナチュラルに漂うので魚の食いは良い。
ですが「水中を泳ぎながら移動する」という見釣りの性質上、ちょっとした不注意でナチュラルに水中を漂う多点ハリが自分に刺さる可能性があるんですよね。
なので、こういったオモリとハリが一体化したしかけを使うのが、仕掛けの取り回しの観点からもおすすめできると思います
シュノーケリング3点セット
シュノーケル三点セット
マスク、シュノーケル、フィン(足ひれ)
の三点セットのことです。
なければ見釣りをするのはかなり難しい、
必須です。
マスクに関しては、ネットで買うのも良いのですが、できれば実店舗で試着してみてください。
試着してみることで
「自分の顔の形にフィットしているのか」
だとか
「装着したときの視界の広さ・見え方はどうか」
がわかります。
とはいえ所詮は見釣り。
ガチの素潜りとかダイビングでは無いので、マスク選びにそこまでむちゃくちゃ神経質になることもないとは思います。
フィン(足ひれ)に関しては大きければ大きいほど、推進力が強くなるので移動速度が速くなります。
反面、脚力的な負担がかなり大きくなるので、慣れていない内から、いきなり大きすぎるフィンをチョイスするのは結構しんどいかと思います。
最初はセット販売しているような、コンパクトなサイズのフィンから初めてみるのがいいんじゃないでしょうか。
コンパクトな方が、持ち運びも楽ですしね。笑
手袋
釣れた魚を掴んだり、水から上がるときに磯の岩をつかんだりするので、手袋はあったほうが良いです。
濡れてふやけた手って、皮膚がふやけて柔らかくなっているので、めっちゃ怪我をしやすいですからね。
あまり分厚い手袋だと竿が扱いにくいので、薄い手袋がおすすめです。
シュノーケリング専用品なら乾きやすかったり、濡れてもベチャつかなかったりで、着用していて快適でした。
とはいえ、魚をつかんだりしていると、すぐに汚れてしまうので、安い軍手を使うのもアリだと思います。
ぼくは軍手を使ってます。
ライフジャケット
特にお子さんにはライフジャケットを着用させて上げてください。
水の事故って怖いですからね。
安全性の他にも、ライフジャケットを着ていると、泳がなくても水面に浮いていれるので体力的にも楽だとおもいます。
タッパー
真夏でも、ちょっと水深のあるところに行くと、意外と水が冷たかったりするので、体が冷えすぎるのを防いでくれます。
あとは、日焼け防止にもなりますしね。
アイテムまとめ
ここでご紹介したアイテムは(仕掛け以外)、見釣り専用のアイテムというよりか、シュノーケリングや海水浴用のアイテムです。
見釣り以外の海のレジャー、それこそファミリーでの海水浴でも使えるアイテムなので、持っていても損はないと思いますよ〜。
まとめ
今回は海水浴をより楽しくする見釣り(シュノーケリングフィッシング)をご紹介してみました。
手軽かつ道具もお安いので、夏のレジャーにいかがでしょうか?
お子さんでも楽しめますし、大人がやっても本気になってしまいます。笑
タックル的に、30cm以上の魚がかかったら、かなりのスリルを味わえると思います。笑
ぼくも引き続きを大物を狙ってみたいと思います。
ではまた!