寒い日が続きますね。みなさんお体は大丈夫でしょうか?
今年の冬は息子の通う保育園でインフルエンザがパンデミック。
うちの息子もバッチリ感染しましたw
そして、息子を看病していたワタクシも、ご多分に漏れず感染してしまいました...
インフルエンザでフラフラになりながら我が子を看病していましたが、最近やっとふたりとも病状が落ち着いてきました。
とはいえ、まだ病み上がり。
この寒さはしばらく続くみたいですし、まだ釣りに行くほど体力が回復していません。
せっかくですので防寒対策について書いてみたいと思います。
- 手始めにこの記事の防寒対策の趣旨について
- ぼくが防寒ガチ勢な理由
- 防寒対策で気をつけること・見落とされがちなこと
- 人体の熱の大半は頭から出ていく
- 下半身の防寒を忘れない
- 「首」まわりの防寒はしっかりと
- 全身隙間なく防寒する
- インナーは大事
- おすすめの防寒アイテム
- まとめ
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手始めにこの記事の防寒対策の趣旨について
釣り・アウトドアの防寒対策として「高機能アウター」について書かれている方は多いので、この記事では、地味で忘れられがち・もしくは意識すらされていない「防寒インナー」や「防寒対策に役立つ小物」について書いていきたいと思います。
あとは、高級なアウトドアアイテムの防寒力がガチなのは当たり前なので、なるべく「コスパが良いアイテムをご紹介していきます。
ぼくが防寒ガチ勢な理由
ワタクシ、エサ釣りから数えると釣り歴はそれなりに長いのですが、それよりも幼少のころよりガチでずっとやってきた趣味に「スキー」があります。
自分で言うのもなんですが、結構うまいんですよ。
一番エグいときには、阪神間から週2でハチ北とかに通っていましたw
そして、氷点下の冬山をバイクで走り回る日常を送っていたり、真冬の真夜中のスキー場(屋外)で人工雪を作るお仕事なんかもしていたことがありまして。
つまり、フツーの方とくらべて、とんでもなく寒い環境に身を置く時間が長かったんです。
なのに、本人はどうしようもない寒がりというw
おかげで、防寒対策のレベルがかなり上がりました。
防寒対策ソムリエと呼んでください。
というワケで、ぼくが防寒ガチ勢な理由をご紹介させていただきました。
そんな防寒ソムリエが、効果的かつコスパの良い防寒対策についてご紹介させていただきます。
防寒対策で気をつけること・見落とされがちなこと
以下、防寒対策で気をつけること、見落とされがちなことについて書いていきます。
せっかくいいアイテムやアウターを持っていても、トータルで見て防寒対策が抜けているところがあれば、効果は半減してしまいます。
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人体の熱の大半は頭から出ていく
「人体の熱の20%は頭から逃げていく」と言われています。
さすがに真冬のアウトドアで帽子をかぶっていない人は少ないですが、「頭の防寒」って本当に大事なんです。
ニット帽をかぶるなりして、頭の防寒対策はお忘れなく。
下半身の防寒を忘れない
よく、「上着はダウンジャケットでズボンはジーパン」って人がいますが、下半身の防寒対策はあまく見ないほうが良いです。
だまされたと思って、ダウンパンツなりアウターなりを履いてみてください。
全身の温まり方が段違いですから。
ほら、足湯とかコタツとかに入ると全身あたたまるじゃないですか。
あれと同じ原理です。
下半身の防寒対策をしっかりするのとしないのとじゃ、上着1枚分くらい暖かさが変わってきますよ。ガチで。
「首」まわりの防寒はしっかりと
人体において「首」がつくところは、皮膚のすぐ下に大きな血管が通っています。
「首」「手首」「足首」ね
ここをあたためてあげると非常に効果的。
なのに、首とか手首って、可動部分かつ服の切れ間なので、防寒を忘れがち。
たとえば、長袖を着て手袋をするけれども、手首って露出したままなことが多いじゃないですか。
大きな血管を冷やすと体の血流の温度が下がるので、体の中で「首」がつく場所まわりの防寒対策はしっかりしてあげてください。
全身隙間なく防寒する
さっきもちらっと書きましたが、上着だけ着込んでも下半身が薄着だと、結局体が冷えて寒くなります。
全身隙間なく防寒対策をして、なるべく弱い部分や露出した部分を減らすのが重要になってきます。
防寒つなぎとかって、上着とズボンの間に隙間がないからむっちゃぬくいですからね。
こういうヤツね。
さすがに動きにくいけどw
ま、つなぎまでは着なくてもいいですが、全身同じ用に、かつ隙間なく防寒対策をしてあげると効果的なのは間違い無いです。
インナーは大事
防寒対策っていうと、アウターばかりに目がいってしまいますが、ことアウトドアとなるとインナーは超大切ですし、こだわった方が良いです。
冬のインナーっていうと、みなさん「ヒートテック」を思い浮かべると思うのですが、あれってアウトドアには向かない素材なんですよね。
ヒートテックには「レーヨン」という繊維が使われています。
肌触りが良い繊維なんですが、吸水性が高いという特徴を持っていて、汗を多くかくと「吸水率が飽和する」という欠点があるんですね。
つまり、乾くのが遅く「汗冷え」するんです。
完全に動かない釣りをしているなら良いと思うんですが、多少なりとも運動量があるアウトドアで使うには、汗冷えしやすいというのは結構な弱点になります。
一度、繊維の性質上汗冷えしにくいメリノウールや、暖かく、かつ速乾性が高い高機能素材のインナーを着てみてください。
マジで快適ですから。
もう、もとのヒートテックには戻れなくなると思います。
おすすめの防寒アイテム
ぼくが実際に使ってきた中から、自信を持っておすすめできる防寒アイテムをご紹介していこうと思います。
高価格なアウターとかはナシにして、防寒対策に有効な小物やインナーなんかを中心のご紹介していきますね。
そういったものが、アウターよりもむしろ結構大切になってくるんです。
どれも、防寒対策の費用対効果がエグいものばかりなんで、ぜひ試してみてください。
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ネイチャーハイクのダウンパンツ
ネイチャーハイクのダウンパンツは超一軍で使い倒しています。
どんなシチュエーションにも対応する、非常に使い勝手の良いダウンパンツです。
釣りでもキャンプでも、なんなら寒い時の部屋着にも使っています。笑
イメージ的にはユニクロの「ウルトラライトダウンのズボン版」っていう感じです。
ウルトラライトダウンみたいに収納袋が付属していて、袋に入れるとかなりコンパクトになります。
なのに、防寒性能は驚異の800フィルパワー。
登山用のスペックです。むっちゃぬくいです
着ていてもかさばらないので、インナーダウンとして使えるのも長所ですね。
最近、円安の影響か値上がりしてしましましたが、それでもこれだけの性能のアイテムがこの値段なら、コスパは十分だと思いますね。
インナーグローブ
フリーノットのレイヤーテックインナーグローブ(5本カット)を愛用しています。
見た目はただの薄い布の手袋なんですが、独自の蓄熱素材「光電子」が使われているので、つけていると、手がじんわりとあたたかくなってきます。
これを普段使うグローブの下に装着していると、防寒性能が1ランクアップするんですよね。
真冬だけではなくて、晩秋や春先の
「ネオプレーンのグローブを出すまでではないけれども、ちょっと寒いかも」
っていうときに、3シーズン用のグローブのインナーとして使うのにもちょうど良い。
非常に使えるシチュエーションが多いアイテムです。
インナーグローブに、より暖かさを求めるのであれば3本カットやフルフィンガーのタイプもあります。
リストウォーマー
袖と手袋の境目である手首は、人体の中でも大きな血管が通っています。
ここを冷やすと、一気に手が冷たくなってしまいます。
普段手首の防寒をしていない方は、ぜひ手首をしっかり防寒してみてください。
リストウォーマーは、手の動作の妨げにならないものだったら何でもいいと思いますが、極めつけはこんなアイテムもあります。
手首のところにポケットがついていて、カイロを入れることができるリストウォーマーです。
カイロが入っているだけあって、さすがにあったかいです。
手首を温めると、手がかじかむことがかなり減ります。
手の皮膚は冷たくなるんですが、手の芯は冷たくないんですよね。
とくに指ナシのグローブを使う冬の釣りにおいて「手首を温める」っていうのはかなり効果的なので、一度ためしてみてください。
レッグウォーマー
レッグウォーマーはつけている人は少ないと思いますが、リストウォーマーと同じ理屈で足先の冷え方が全然変わってきます。
通販で探したら、良さげな安いのがたくさん出てくると思うので、一度ためしてみてください。
ちなみに、ぼくは試したことがありませんが(ブーツを履く時に邪魔になりそうなので...)巻きポカの足首用もあります。コレも良さそうですよね。
高機能素材のインナー
今のところ、気に入って使っているインナーが2種類あります。
オススメ順にならべると...
1.モンベルの「ジオライン」→超万能・そこそこ高価
2.ワークマンの「メリノール」→万能・安価
順に説明していきます。
モンベル ジオライン
シャツ・タイツともにラインナップされていて、薄手(L.W.)・中厚手(M.W.)・厚手(EXP.)の3種類の厚みがあります。
ぼくは真冬意外でも使えるように、中厚手を愛用しています。
↑愛用のジオライン中厚手のラウンドネックシャツとタイツ
保温力にすぐれながらも、吸水速乾性がものすごい高機能素材で作られています。
詳しくはここでは書ききれないので、モンベルのHPをご参照ください。
ジオラインの保温機能は、ヒートテックなんかに代表される「吸湿発熱素材」ではないために、じっとしているだけでも暖かいのがポイント。
しかも、動いて汗を書いてしまっても、汗の吸水・拡散力と速乾性能がすばらしいので、本当に汗冷えしにくいです。
ワークマンのメリノウール
メリノウールは速乾性能こそないのですが、生地の表面の形状から汗冷えしにくくなっています。
そして、なんといってもあたたかい。
アウトドア業界でメリノウールのインナーって、結構お高いのが常識だったのですが、ワークマンのメリノウールシャツは、なんと驚異の「1900円」
そして、メリノウールのタイツも1900円!
どうかしてるぜ、ワークマン
ネックウォーマー
首を温めてあげるのも、防寒対策には超重要です。
アウトドアでは、マフラーよりもネックウォーマーの方が動きやすくて良いですね。
そのなかでも、ぼくがおすすめしたいのは、モンベルのスーパーメリノウール EXP.ネックゲーター ロング。
薄手のネックウォーマーなんですが、まあコレが暖かいんですよ。
長めに作られているので、寒い時は顔まで覆うこともできます。
メリノウール素材なので、汗をかいても冷たくならないですし、薄手で伸縮性があるので、首の動きを妨げないのがとてもいい。
ネックウォーマーをつけているのに、首周りがぜんぜんゴワゴワしないんですよね。
本当に快適なので、かなりヘビーに使っています。
余談ですが、モンベルアイテムの耐久力がやばいので結果コスパが最強になる
余談なんですが、先程紹介したモンベルのジオラインとネックウォーマー、あと書いていないのですが、メリノウールの靴下を超愛用しています。
気に入りすぎて、アウトドアシーンだけではなくて、普段着としても毎日着ています。
品質はむちゃくちゃ良いし、お値段以上なのは間違いないのですが、ジオラインの中厚手シャツで価格が¥4,730(税込)
インナーにしてはそこそこするんですよね。
なので、2着を洗い替えしながら、交代で毎日着ているんですよ。
速乾素材なので、すぐ乾いてくれるから為せる技。超絶ヘビーローテーションですw
それだけ着倒しているのに、首周りが伸びたりとかぜんぜんしない。ずっと着れてるんですよ。
しかも、冬だけじゃなくて、春も秋も着てます。
もう、2年以上は着てますね。
だいたい、10月頃〜4月頃まで、2着を毎日交代で着てるんですよ?
6ヶ月×30日×2年÷2着=1着あたり180回ぐらい洗濯してるんですよ?
すごくないっすか?
(さすがに来年には買い替えになりそうですが...笑)
ここまでくると、完全に元はとれたと思います。
というか、なんならヒートテックのインナーをたくさん買うより、結果的に安くついているような気がします。
モンベルすげぇ。
ということで、本当におすすめです。着心地も抜群ですしね。
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まとめ
今回はインナー類や小物関係を中心に、防寒対策について書かせていただきました。
ロッドやリールに比べて地味だけれども、実は魚の口に近い「針」や「糸」が超重要なように、防寒対策においてもインナーとか小物が重要で侮れなかったりします。
いよいよ寒さが厳しい季節ですが、2月になるとボチボチシーバスが産卵から戻って来はじめたりと、釣り的には上向いてきます。
みなさんの冬のアウトドアのなにかの参考になれば幸いです。
ではまた!